学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医学部(保)
時間割コード
Registration Code
1755331
科目名 【日本語】
Course Title
病理組織細胞検査学実習A
科目名 【英語】
Course Title
Laboratory Pathology and Cytology Practice A
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
池田 勝秀 ○ 坂部 名奈子
担当教員 【英語】
Instructor
IKEDA Katsuhide ○ SAKABE Nanako
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春1期 金曜日 3時限
春1期 金曜日 4時限
春1期 金曜日 5時限
Spring1 Fri 3
Spring1 Fri 4
Spring1 Fri 5
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義は、病理組織標本の作製技術を習得するとともに、諸臓器の病変を顕微鏡的に観察し、正常との形態学的差異を理解することを目的とする。病理学、病理組織細胞検査学Ⅰで学習した病気の発生のしくみ、あるいは諸臓器疾患の臨床的、病理学的な知識をもとに、自ら顕微鏡標本を観察し、正常の組織との形態学的な違いを観察しスケッチを行う。また、病理組織標本の作製を試み、技術の習得を行う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course introduce how to improve the skills of making routine and immunohistochemical preparations. The student make a pathological specimen, and has to illustrate the pathologic and special staining preparation to understand the structure and function of the organs.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1.病理組織標本作製技術を身につける。
2.顕微鏡観察により、諸臓器疾患の形態学的差異を認識する。
3.特殊染色標本の染色法を判別できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
組織検査学内実習
1.病理組織標本作製(固定、切出し、脱灰、脱脂、包埋、薄切)
2.病理組織標本染色(HE染色、特殊染色、免疫染色)
3.病理組織標本観察と評価
 a. 退行性病変(凝固壊死、乾酪壊死、アミロイド変性、脂肪変性)
 b. 炎症(結核、真菌症)
 c. 腫瘍(胃癌、肺癌(腺癌、小細胞癌、扁平上皮癌)、乳癌、甲状腺癌、子宮頸部扁平上皮内癌
4.特殊染色標本観察と評価
 Masson trichlome染色、渡辺の鍍銀法、PAM染色、Elastica van Gieson染色、PAS反応、Alcian blue染色、Berlin blue染色、Grimelius染色、Oil red O染色、Congo red染色、Ziehl-Neelsen染色、Grocott染色、Kluver-Barrera染色、免疫染色
5.ゲノム検査と組織検査の精度管理・標準化
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
組織学、病理学、病理検査学の知識を必要とする。履修条件は要さない。
関連する科目として、解剖学、病理学、細胞診断検査学がある。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
(評価の方法)実習への参加態度、レポート、学期末試験を総合的に判断し評価します。
(評価の基準)総点60点以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
指定教科書はないが、組織学、病理学、病理検査学の講義で使用した教科書を参照すること。
参考書
Reference Book
・JAMT技術教本シリーズ 病理検査技術教本(丸善出版、2017年発行、ISBN978-4-621-30111-1)
・スタンダード病理学 第4版(文光堂、2015年発行、ISBN:978-4-8306-0477-5)
・最新 臨床検査学講座 病理学/病理検査学(医歯薬出版、2016年発行、ISBN:978-4-263-22364-2)
・最新 染色法のすべて(医歯薬出版、2011年発行)
・カラーで学べる病理学 第2版(渡辺照男他 ヌーヴェルヒロカワ、メディカル・サイエンス・インターナショナル、2017年発行、ISBN:978-4-89592-906-6)
・diFiore 人体組織図譜 原書第11版 (藤田恒夫(訳)、南江堂、2011年発行、ISBN:978-4-524-26004-1)
・図解入門 よくわかる病理学の基本としくみ(田村浩一、秀和システム 2010年発行、ISBN:978-7-798-02835-4)
・標準病理学 第6版(北川昌伸、仁木利郎、医学書院 2019年発行、ISBN:978-4-260-03659-7)
・わかりやすい病理学 改訂第6版(岩田隆子、恒吉正澄、小田義直、南江堂 2016年発行、ISBN:978-4-524-26569-5)
・NEWエッセンシャル病理学 第6版(笹野公伸、澤井高志、長村義之、医歯薬出版 2009年発行、ISBN:978-4-263-73112-3)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
実習前に予習をしてくること。
授業の進め方
How to proceed with the class
実習書は各自印刷すること。
顕微鏡で組織を観察し、スケッチを行う。構造や染色部位を確認しながらスケッチを行い、図示していく。
注意事項
Notice for Students
色鉛筆を持参すること。
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
実習書はNUCTにアップするので、各自印刷して実習に臨むこと。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)