授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | この授業では、音響音声学(acoustic phonetics)の基礎について学びます。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course introduces the foundations of acoustic phonetics to students taking this course. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | この授業では、音声研究に必要な音響分析を自ら行えるようになることを目指します。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 【概要】 音声学(phonetics)は、言語の音声を研究する学問分野です。音声学の下位分野の一つに、音声の音響的特徴を分析する「音響音声学」(acoustic phonetics)という分野があります。こんにち、音響音声学的な分析においては、コンピュータ上のソフトウェアを用いることが一般的です。この授業では、Praatという音響分析ソフトウェアの操作方法を学びながら、同時に音響音声学の基礎を学んでいきます。
【内容】 授業は、講義・実習・発表から構成されます。実習においては、Praatを授業中に実際に操作します。発表においては、受講生は論文のレビューを行います。 この授業で予定されている主なトピックは以下の通りです。 ・音響音声学の基礎 ・デジタル信号処理の基礎 ・母音のフォルマント ・破裂音とVOT ・摩擦音・破擦音 ・持続時間の測定とセグメンテーション ・アクセントとイントネーションと基本周波数(fo) ・ToBIによる韻律ラベリング ・スクリプトによる分析の自動化 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 音声学研究aを履修済であること。または、調音音声学の基礎知識を有していること。基礎が不十分な場合は履修前に参考文献1(斎藤 2006)を読んでおくこと。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 発表(30%)、討論への参加状況(30%)、レポート(40%)により評価します。
60点以上を合格とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書は用いず、必要に応じて資料をNUCT上で配布します。 |
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参考書 Reference Book | | <参考書> 1. 斎藤純男(2006)『日本語音声学入門』(改訂版)三省堂. 2. 川原繁人(2018)『ビジュアル音声学』三省堂. 3. P. ラディフォギッド(1999)『音声学概説』大修館書店. 4. K. Johnson (2011) Acoustic and Auditory Phonetics (3rd edition). Chichester: Wiley-Blackwell. 5. R. ローレンス・G.J. ボーデン・K.S. ハリス 著、廣瀬肇 訳(2008)『新ことばの科学入門 第2版』医学書院. 6. 北原真冬・田嶋圭一・田中邦佳(2017)『音声学を学ぶ人のためのPraat入門』ひつじ書房. <参考ウェブサイト> 1. Praat (P. Boersma & F. Weenink): http://www.fon.hum.uva.nl/praat/ 2. Praat入門(宇都木昭): https://sites.google.com/site/utsakr/Home/praat |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 論文レビューの回の前には(発表担当であるなしにかかわらず)指定された論文を読む必要があります。また、学期中に数回、音響分析の結果についてレポートを提出してもらうことがあります。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | 毎回の授業の際、自分のコンピュータを必ず持参すること。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
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