授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 仏文和訳および和文仏訳の作業を通して垣間見えるフランス語と日本語の統語論的・意味論的特徴について理解を深める。 実践的に役立つ翻訳の様々な技法を学び、翻訳の方法論においてどのような理論化が可能かについて議論する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to help students deepen the understanding about syntactic and semantic characteristics of French and Japanese, which can be observed through the translation from French to Japanese and vice versa. It also deals with various practically useful techniques of translation and argues about what kind of theorization is possible in methodology of this domain. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 翻訳の理論の基礎的な概念を学びつつ、仏文和訳の実践を重ねることによって、受講者が様々な翻訳の方法論を習得し、同時にフランス語と日本語のの特質や翻訳の限界について理解を深めることを目標とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 鷲見洋一(2003)『翻訳仏文法 (上)』ちくま学芸文庫を中心的なテキストとして、同書に掲載されている仏文和訳の練習問題の解答を受講者のあらかじめ作成、提出していただいた上で、その解答を全員で検討する形で授業を進める。また、それと並行して、翻訳論や文体論に関するフランス語で書かれた文献の講読も行う。翻訳の方法論を通じて、文学専攻の方にも言語学の様々な知見を学んでいただければと思う。
第1回 名詞 [1] 訳しにくい名詞 第2回 名詞 [2] 何故これほどまでに名詞か 第3回 名詞 [3] 抽象名詞をめぐって 第4回 限定詞 [1] 冠詞 第5回 限定詞 [2] 指示形容詞 第6回 限定詞 [3] 所有形容詞 第7回 人称-翻訳と人称分裂 第8回 代名詞 [1] 人称代名詞 第9回 代名詞 [2] 指示代名詞および不定代名詞 on 第10回 代名詞 [3] 関係代名詞 第11回 動詞 [1] 抽象動詞を訳す 第12回 動詞 [2]「説明」の時制 (現在形、未来形と複合過去形) 第13回 動詞 [3]「語り」の時制 (単純過去形と大過去形、半過去形) 第14回 動詞 [4] アスペクト 第15回 動詞 [5] 分詞 (現在分詞、過去分詞) |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 毎週の練習問題の解答レポート80% 授業への貢献度20% 60点以上を合格とする。到達目標の達成度を評価の基準とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 鷲見洋一(2003)『翻訳仏文法 (上・下)』ちくま学芸文庫. 泉邦寿(1989)『フランス語、意味の散策―日・仏表現の比較―』大修館書店. 朝比奈誼(1995)『フランス語 和訳の技法』白水社. フランス・ドルヌ+小林康夫(2005)『日本語の森を歩いて―フランス語から見た日本語学』講談社現代新書. |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 当該授業の1週間前にその授業で扱う練習問題を知らせるので、授業前日の正午までにその解答をレポート形式で提出すること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
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