学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2011020
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
英語教育学
科目名 【日本語】
Course Title
第二言語処理論特論(~2021入学)
科目名 【英語】
Course Title
Special Topics in Second Language Processing (Enrolled in/before 2021)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMEE6016J
担当教員 【日本語】
Instructor
杉浦 正利 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SUGIURA Masatoshi ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 2時限
Fall Fri 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
 外国語(第二言語)として学ぶ英語を学習者がどのように処理をしているのかを理解することが、英語の習得や教育を考える際に重要な基礎となる。本授業の目的は、英語教育学分野で扱うデータの一つである英語の産出データに関する理解と基礎的分析能力を身につけることである。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The purpose of this course is to help students acquire fundamental knowledge and skills for second language processing research by analyzing English learner corpus.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
この授業では、第二言語の処理という観点からこれまでの外国語(第二言語)としての英語に関する研究のうち、英語の産出データを対象とした研究の一つとして英語学習者コーパスをとりあげ、学習者コーパスデータを利用した第二言語習得研究について、その理論と研究方法の基礎を身に付けることを目標とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
■授業の概要
 外国語(第二言語)としての英語の産出データを電子化した英語学習者コーパスについて、その研究の概要を講義した後、現在行われている英語学習者コーパスを使った研究事例を、アクティブラーニング形式で取り上げる。すなわち、文献を事前に読んできたうえで、受講生が、その文献を批判的にレビューをし、授業内でディスカッションを行う。こうして研究事例について学んだ後に、実際に英語学習者コーパスの分析の基礎を身につけるために、プログラミング言語Rを使ってのテキスト処理を、実際の英語学習者コーパスデータをもとに実習する。最後に、それまで読んだ文献に基づく知見と、実習によって身につけた技能とを生かして、受講生各自が興味を持った研究課題を実際に英語学習者コーパスを使って分析をする。各自のプロジェクトについて、授業中に構想発表、中間報告をし、総括として研究発表を行う。

■授業計画 
第1回: ガイダンス、入門書の紹介、英語学習者コーパス研究の概要
第2回: 英語学習者コーパス研究事例紹介1:対照中間言語分析
第3回: 英語学習者コーパス研究事例紹介2:母語の違う英語学習者の比較
第4回: 英語学習者コーパス研究事例紹介3:英語母語話者と学習者の比較
第5回: Rによるテキスト処理入門
第6回: 英語学習者コーパスの分析入門(検索と単語リストの作成)
第7回: 英語学習者コーパスの語彙分析(TypeとToken、正規表現、平均単語長、平均文長)
第8回: 英語学習者コーパスの整形1(テキスト処理の自動化と基本統計量)
第9回: 英語学習者コーパスの整形2(ファイルの一括処理と基本グラフ)
第10回: 英語学習者コーパスの分析1(語彙の多様性と連語表現の抽出)
第11回: 英語学習者コーパスの分析2(頻度の検定)
第12回: 英語学習者コーパスの分析3(英語学習者と母語話者の比較)
第13回: プロジェクトの構想発表
第14回: プロジェクトの中間報告
第15回: プロジェクトの研究発表

ただし、授業内容と方法は、受講生に合わせて変更することもある。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
英語教材開発演習
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への参加度(課題の提出率を含む)(30%)、発表会での報告(20%)、学期末レポート(50%)の3点から総合的に評価する。60%以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
必要な文献は、授業中に指示し、各自、電子ジャーナルからダウンロードする。電子ジャーナルにない場合は、コピーを用意する。
参考書
Reference Book
授業中に適宜指示します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎回の授業にあわせて、文献レビューが予定されているときは、文献を熟読しておくこと。
また、発表が予定されているときには、できるだけ事前に発表資料に目を通し、質問ができるように準備しておくこと。
いずれの場合も、授業後には、授業中に発言できなかったコメントや質問を授業用のオンライン掲示板に積極的に書き込むこと。授業後の書き込みも授業の参加度の一部と見なされます。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって同時双方向型オンラインで実施する可能性がある。詳細はNUCTで周知する。