授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本演習では、セネカが残した諸書簡が、西洋古典学研究においてどのような位置づけにあり、その後の文学作品にいかなる影響を与えたのかを研究論文や書簡を読んで議論をする。本演習を通して書簡文学に関する理解を深めるのが本授業の目的である。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This seminar focuses on ancient epistolography in Latin literature. We shall consider how ancient epistolography has been formed and what it means in the field of classical studies, by reading Seneca's letters. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 古代ローマ世界における書簡文学作品の様相について学び、西洋古典文学における書簡と文学・哲学とのかかわりについて理解する。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | Seneca Selected Lettersを用いながらセネカの書簡を読んでいく。
1. ガイダンス -セネカという人物について。読む書簡の選定(場合によってはセネカの別の作品も取り上げる)。 2. Letter114の日本語訳を読んでディスカッション 3. Letter 114 4. Letter 114 5. Letter 114 6. Letter 114 7. 選定した書簡④の日本語訳を読んで議論する 8. 選定した書簡④の講読 9. 選定した書簡④の講読 10. 選定した書簡④の講読 11. 選定した書簡⑤の日本語訳を読んで議論する 12. 選定した書簡⑤の講読 13. 選定した書簡⑤の講読 14. 選定した書簡⑤の講読 15. 一年間を通じて読んだセネカの作品について、議論する |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | ラテン語中級を履修したか、それと同等以上の読解能力があることが望ましいが、履修中でもかまわない。 使用するコメンタリは英語で書かれているため、英語の読解力も必要とされる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への参加(6割)ならびに、試験ないしレポート(4割)によって評価する。変更がある場合には、授業の初回に評価方法について説明する。60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | Edwards, C. (2019) Seneca: Selected Letters. CUP. |
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参考書 Reference Book | | セネカ(高橋宏幸訳)『セネカ哲学全集5 倫理書簡集I』岩波書店、2005年。 セネカ(大芝芳弘訳)『セネカ哲学全集6 倫理書簡集II』岩波書店、2006年。
セネカ(茂木元蔵訳) 『道徳書簡集(全)』東海大学出版会、1992年。 セネカ(茂木元蔵訳) 『道徳論集(全)』東海大学出版会、1989年。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 各自、週ごとに課されるリーディング・マテリアルを読み、翻訳・議論ができる状態で授業に挑むこと。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で授業を行うが、新型コロナウィルス感染症の拡大の状況によっては、Teamsで開講することも予想される。その場合には事前にNUCT経由で連絡をする。 |
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