学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2011720
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
東洋史学
科目名 【日本語】
Course Title
中国民族史史料演習a(~2021入学)
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Historical Sources of the Ethnic Groups in China a (Enrolled in/before 2021)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMAH6007O
担当教員 【日本語】
Instructor
林 謙一郎 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HAYASHI Kenichiro ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 3時限
Spring Tue 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
中国民族史史料解読演習


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
中国民族史(おもに西南民族史)に関する史料を題材として、アジア史研究に用いられる原史料の読解、および分析の方法に関する理解を深める。テキストは、代表的な漢籍史料である中国正史の中の民族政権に関して叙述した部分を用いるが、当該史料の情報源となった書物や史料の扱う時代に関して理解するための関連史料についても触れていく。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to help students acquire the basic skills needed to understand the original historical source written in ancient Chinese, and the knowledge on the methodology of the historical study of the ethnic groups in China, especially in Southwest China.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
中国民族史(おもに西南民族史)に関する史料を自力で読み進めるための読解力,および工具書に関する一通りの知識を得る。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
テキストとして選んだ文章を輪読し、その内容について討論することにより理解度を深める。あらかじめ割り振った担当部分の訳注を作成し、それにもとづいて史料の内容について討論を行う。学期末には、自分の担当した部分の訳注の修正版をレポートとして提出してもらう。

第1回:テキスト配布、担当割り振り、テキスト(『新唐書』南蛮伝上・中)の中国民族史研究上での位置づけや評価に関する解説をおこなう。
第2回:南蛮伝上の第1部分(6267頁~6269頁10行)を読み、内容について討論を行う。
第3回:南蛮伝上の第2部分(6269頁11行~6271頁10行)を読み、内容について討論を行う。
第4回:南蛮伝上の第3部分(6271頁11行~6272頁13行)を読み、内容について討論を行う。
第5回:南蛮伝上の第4部分(6272頁14行~6273頁)を読み、内容について討論を行う。
第6回:南蛮伝上の第5部分(6274頁~6275頁10行)を読み、内容について討論を行う。
第7回:南蛮伝上の第6部分(6275頁11行~6277頁14行)を読み、内容について討論を行う。
第8回:南蛮伝上の第7部分(6277頁15行~6278頁)を読み、内容について討論を行う。
第9回:南蛮伝中の第1部分(6281頁~6282頁)を読み、内容について討論を行う。
第10回:南蛮伝中の第2部分(6283頁~6284頁13行)を読み、内容について討論を行う。
第11回:南蛮伝中の第3部分(6284頁14行~6286頁14行)を読み、内容について討論を行う。
第12回:南蛮伝中の第4部分(6286頁15行~6288頁)を読み、内容について討論を行う。
第13回:南蛮伝中の第5部分(6289頁~6291頁6行)を読み、内容について討論を行う。
第14回:南蛮伝中の第6部分(6291頁7行~6293頁6行)を読み、内容について討論を行う。
第15回:総合討論と総括
定期試験(レポート提出)
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
基本的な漢文史料および中国語の専門書を読解する能力を有すること。「中国史演習」など漢文史料を扱う演習の履修経験を有すること(未修者の受講は認めない)。できる限り後期開講の「中国民族史史料演習b」とあわせて受講することが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への参加(出席および予習の状況)(60%)、および期末レポートの提出(40%)による。
100点満点中60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
『新唐書』南蛮伝上(中華書局点校本)(初回授業時にプリント配布する)
向達『蛮書校注』(中華書局、1962年)(『新唐書』南蛮伝の主要依拠史料。副テキストとして随時参照する。)
参考書
Reference Book
『蛮書』の注釈テキストは上記の他に
趙呂甫『雲南志校釋』(中国社会科学出版社、1985年)
木芹『雲南志補注』(雲南人民出版社、1995年)
がある。その他の参考資料については授業中に適宜指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
数ページごとに担当者を決めてレジュメ(段落ごとの内容の要約)を作成してもらう。授業時にはランダムに指名して訳してもらうので、担当部分以外についても予習は必須である。学期末に、自分の作成したレジュメを授業時の議論をふまえて修正したものをレポートとして提出してもらう。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。未渡日の留学生等は,同時双方向型オンラインで受講することも可能とする。
今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。