学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2011721
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
東洋史学
科目名 【日本語】
Course Title
中国民族史史料演習b(~2021入学)
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Historical Sources of the Ethnic Groups in China b (Enrolled in/before 2021)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMAH6008O
担当教員 【日本語】
Instructor
林 謙一郎 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HAYASHI Kenichiro ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 3時限
Fall Tue 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
2021年度入学まで
教職【教科】
Teacher's License
中専修・社会、
高専修・地歴
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
中国民族史史料解読演習


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
中国民族史(おもに西南民族史)に関する史料を題材として、アジア史研究に用いられる原史料の読解、および分析の方法に関する理解を深める。前期の中国民族史史料演習Aの内容を一部前提とするが、後期のみの受講も認める。後期の授業では1930年代に中国雲南を訪れた英国の歴史家の、大理白族に関する民族誌史料をテキストとして扱い、史料の扱う時代に関して理解するための中国史料を含む関連史料についても触れていく。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to help students acquire the basic skills needed to understand the original historical source, and the knowledge on the methodology of the historical study of the ethnic groups in China, especially in Southwest China.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
中国民族史(おもに西南民族史)に関する史料を自力で読み進めるための読解力,および工具書に関する一通りの知識を得る。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
テキストとして選んだ史料を輪読し、その内容について討論することにより理解度を深める。あらかじめ割り振った担当部分の要約(レジュメ)を作成し、それにもとづいて史料の内容について討論を行う。学期末には、自分の担当した部分のレジュメの修正版をレポートとして提出してもらう。

第1回:テキスト配布、担当割り振り、テキスト(The Tower of Five Glories)の大理白族史研究上での位置づけや評価に関する解説をおこなう。
第2回:テキスト第1章 Azure Mountain and Ear Lake の前半を読み、内容について討論を行う。あわせて、雲南大理地方の地理環境について理解を深める。
第3回:テキスト第1章 Azure Mountain and Ear Lake の後半を読み、内容について討論を行う。
第4回:テキスト第2章 The Ricce Standard を読み、内容について討論を行う。
第5回:テキスト第3章 The City of Great Principles を読み、内容について討論を行う。
第6回:テキスト第4章 The People of the White Prince を読み、内容について討論を行う。
第7回:テキスト第5章 The Three Religions (1) Ancestor Worchip の前半部分を読み、内容について討論を行う。
第8回:テキスト第5章の後半部分を読み、内容について討論を行う。
第9回:テキスト第6章 The Three Religions (2) The Gods を読み、内容について討論を行う。
第10回:テキスト第7章 The Three Religions (3) Magic and Myth を読み、内容について討論を行う。
第11回:テキスト第8章 The Family and the Home を読み、内容について討論を行う。
第12回:テキスト第9章 Invitation to the Feast を読み、内容について討論を行う。
第13回:テキスト第10章 On the Road を読み、内容について討論を行う。
第14回:テキスト第11章 Foreign Contacts and Changes を読み、内容について討論を行う。
第15回:総合討論と総括
定期試験(レポート提出)
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
基本的な英文史料および英語・中国語の専門書を読解する能力を有すること(中国語未修者の受講は認めない)。なお前期開講の「中国民族史史料演習a」で扱った内容を前提とするので、できる限り連続して受講することが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への参加(出席および予習の状況)(60%)、および期末レポートの提出(40%)による。
100点満点中60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
Fitzgerald, C. P. 2005. TheTower of Five Glories, A Study of the Min Chia (Bai Ethnic Minority) of Ta Li, Yunnan, Hong Kong: Caravan Press (First Published in 1941).

劉曉峰、汪暉訳『五華楼:関于雲南大理民家的研究』(民族出版社、2006年)(テキストの中国語訳。授業では直接扱わないが、固有名詞の表記等を知るために参照することを認める。)
参考書
Reference Book
民国時代の雲南大理地方の状況については
『雲南通史』第六巻(中国社会科学出版社、2011年)
石島紀之『雲南と近代中国:“周辺"の視点から』(青木書店、2004年)
などが参照しやすい。その他の参考資料については授業中に適宜指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
数ページごとに担当者を決めてレジュメ(段落ごとの内容の要約)を作成してもらう。授業時にはランダムに指名して訳してもらうので、担当部分以外についても予習は必須である。学期末に、自分の作成したレジュメを授業時の議論をふまえて修正したものをレポートとして提出してもらう。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。未渡日の留学生等は,同時双方向型オンラインで受講することも可能とする。
今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。