授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | ヴェネツィア美術は、フィレンツェで華開いたルネサンス美術とは異なる展開を遂げました。本授業は、15世紀から16世紀初頭にかけてヴェネツィアで制作された作品を中心に、他の地域の芸術家たちによる作品とも比較しながら、ヴェネツィア美術の諸相を理解することを目的とします。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The main aim of this course is to understand the various aspects of artworks executed in Venice from ca. 1400 to 1510s, while comparing with those in other areas. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ● ルネサンス期のヴェネツィア美術について、基本的な研究方法を学ぶとともに、学術的な解釈を知ることができます。 ● 美術作品の背景にあるヴェネツィアの歴史や文化、価値観などを理解することができます。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | ● 授業の内容 第1回 はじめに:ルネサンス期ヴェネツィアの政治的・社会的・宗教的背景 第2回 初期ヴェネツィア絵画:パオロ・ヴェネツィアーノ、ヤコベッロ・デル・フィオーレほか 第3回 アントニオとバルトロメオのヴィヴァリーニ兄弟 第4回 ヤコポとジェンティーレのベッリーニ父子 第5回 ジョヴァンニ・ベッリーニ(1):初期の作品 第6回 ジョヴァンニ・ベッリーニ(2):祈念画 第7回 ジョヴァンニ・ベッリーニ(3):祭壇画 第8回 ジョヴァンニ・ベッリーニ(4):肖像画と異教の主題 第9回 ヴィットーレ・カルパッチョ(1):同信会の連作 第10回 ヴィットーレ・カルパッチョ(2):晩年の作品 第11回 チーマ・ダ・コネリアーノ 第12回 アルヴィーゼ・ヴィヴァリーニとマルコ・バザイーティ 第13回 初期ヴェネツィア彫刻:バルトロメオ・ブオン、アントニオ・リッツォほか 第14回 ピエトロ、トゥッリオとアントニオのロンバルド父子 第15回 授業のまとめ |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | ● 評価の方法 毎回の授業に関する理解度(コメントペーパーの内容)50%と期末に提出する論述課題50%によって総合的に評価します。 ● 評価の基準 100点満点中60点以上を合格とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 特にありません。 毎回、担当教員が作成した授業用資料を配布します。 |
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参考書 Reference Book | | ● ピーター・ハンフリー(高橋朋子 訳) 『ルネサンス・ヴェネツィア絵画』 白水社 2010. ● 石井元章 『ルネサンスの彫刻 15・16世紀のイタリア』 ブリュッケ 2007. ● 宮下規久朗 『ヴェネツィア 美の都の一千年』 岩波新書 2016. ● 中平希 『ヴェネツィアの歴史 海と陸の共和国』 創元社 2018. ● 佐々木英也・森田義之編 『世界美術大全集 西洋編』第13巻「イタリア・ルネサンス3」 小学館. その他、授業中に適宜紹介します。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | ● 授業前に、毎回、シラバスの「授業の内容」を確認し、関連する芸術家の作品を参考書や美術全集などで探し、予備知識を収集しておくこと。 ● 事後学習として、授業内で紹介する参考文献や美術全集などで、授業内容について十分に復習し、記憶の定着に努めること。 ● 授業時間外に、各自、積極的に美術館や博物館に足を運び、様々な美術作品に触れる機会をつくること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
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