学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2012118
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
文化人類学
科目名 【日本語】
Course Title
テクスト学先端研究(~2021入学)
科目名 【英語】
Course Title
Advanced Seminar on Text Studies (Enrolled in/before 2021)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCA6005J
担当教員 【日本語】
Instructor
近本 謙介 ○
担当教員 【英語】
Instructor
CHIKAMOTO Kensuke ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 5時限
秋 火曜日 6時限
Fall Tue 5
Fall Tue 6
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義及び演習
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
日本の宗教文献を対象としたテクスト学の最先端研究。


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
「宗教テクストの探査とアーカイヴス化」
前近代日本社会の基幹を成していた真俗(寺社家と公武家)のうち、寺院組織がその維持継承のため創りだし、運用されていた文化的システムは、儀礼やイメージ、物質的造型を含めた諸位相のテクスト体系によって成り立つものであった。その一部は今も生きて働いているが、現在に蓄積・伝承されるその厖大な宗教文化の遺産を、いかにして認識し、その意義を探り、価値を明らかにすることができるか。それは、時空を超えて異文化世界を知り、人類の文化創造の可能性を共有するという目標において、すぐれて今日的な課題のひとつとして人文学が取り組むべき豊かな対象である。
本授業は、高度な思想文化の達成であった日本の宗教テクストの世界を探査し、更に未来に継承しつつ再発見していくための、実践を通した方法論を体得することを目的とする。その前提として、近代人文学における調査研究の歴史を辿り、その過程で見いだされた「聖教」という宗教テクストのカテゴリーに注目する。更に、その目録化、ひいては現在のデジタル・アーカイヴス化の進展を含めた、こうした宗教テクストのアーカイヴス化という活動それ自体を問題として、何のために、何がもたらされ、如何なる可能性が拓かれるかを問う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the history of Japanese thought.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
日本の宗教文献を対象としたテクスト学の最先端研究により、研究方法の把握と課題解決能力を涵養する。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本授業は以下の内容によって構成される。

第1回
オリエンテーション
第2回〜第14回
講義を中心とする受講者全員によるディスカッションと、随時、文学部資料室に保管されている宗教テクストのアーカイヴス化に従事する研究者を招き、その経験や知見を講じていただく。また、宗教テクストを伝来・保管する寺社文庫に赴き、実地にアーカイヴス化について見学するワークショップも適宜行う。その準備過程を含めて受講者は積極的に参加されたい。
第15回
総括
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
全ての人文学研究科MCの院生に開かれている。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
毎回の授業における報告や討義およびコメントペーパーの提出と実践への取り組みなどの積極的姿勢、またセミナー等の学術交流への参加などを含め総合して平常点を50%、成果物としての各種レポートについての評価を50%として、総合的に評価する。60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
資料を提示する。
参考書
Reference Book
授業時に随時指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
本演習に積極的に参加するために、授業で提示・紹介された参考文献を中心に、報告や討義のために必要な記事を要約し、疑問や関心ある点についてコメントを付したり、更に関連する研究や事例について自ら検索し閲覧したりしておくことが望ましい。また、授業の一環として紹介されたセミナー・講演・シンポジウム・展覧会など、学術上の催しや交流がCHT(人類文化遺産テクスト学研究センター)によって用意・提供されているので、これらに積極的に参加することを期待する。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
隔週開講
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面を基本とするが、一部はオンライン形式で実施する。詳細はNUCTで周知する。