学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2012701
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
国際・地域共生促進
科目名 【日本語】
Course Title
グローバル化社会共生論Ⅰ(~2021入学)
科目名 【英語】
Course Title
Theoretical Studies on Global Societies I (Enrolled in/before 2021)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMTI5029J
担当教員 【日本語】
Instructor
鶴巻 泉子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TSURUMAKI Motoko ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 3時限
Fall Fri 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
エスニシティ、ナショナリズム、トランスナショナリズム研究における基本的な概念を理解し、基礎的知識を身につけると共に、研究に関する主要な争点や社会学的アプローチについて学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to provide a general introduction to the issue of nationalism/transnationalism. Participants will gain a better understanding of key debates and sociological approaches.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
エスニシティ、ナショナリズム、トランスナショナリズム研究における社会学の基礎的視座を獲得し、自己自身の研究内容や現在私たちを取り巻く事象の分析についても応用可能な発想と想像力を養う。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
国際的な移住が進展するにつれ、移住がもたらすトランスナショナルな空間の構築やディアスポラが注目を浴びるようになった。

国境や国民国家を相対化する動きがある一方、他方では再国民化の現象も指摘されている。伝統的な国民国家への帰属意識やメンバーシップの基盤はどのように変容し、それはどのように理論化されうるだろうか。この授業では、トランスナショナリズム論・社会哲学・市民権の政治社会学などの複数のテーマからの議論を通じて、越境空間の構築とその社会的影響について考えることにしたい。

テーマとして考えているのは以下だが、参加者の専門や関心によって文献を取捨選択し、他の文献も加えながら、担当者を決めて発表、という形を取る。

・トランスナショナルな移住と生活:S.バートベック他、個別の実証研究
・ディアスポラ論と越境的メンバーシップ:ブルーベイカー
・コスモポリタニズムをめぐる哲学:S.サッセン、U.ベック、S.ベンハビブ
・グローバル化社会における市民権:C.ヨプケ、ソイサル
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特になし。一般にエスニシティ、マイノリティ、ジェンダー等の分野に関心を持つ方の受講を歓迎する。ただし講読文献や関連資料は必ず読んだ上で出席し、議論に積極的に参加することが受講条件となる。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
議論への積極的な参加(50%) と講読文献の担当発表 (50%) を総合的に判断する。60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
教科書は特に設定しない。授業の後半部に用いる講読文献に関しては、参加者の専門や関心に応じて選定し、授業中にそのリストを配布する。
参考書
Reference Book
授業中に適時指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
指定された講読文献は必ず読んだ上で授業に参加すること。自分の担当箇所については、文献/資料を読み込み、レジュメを作成(A4で2-3枚程度) し、ディスカッション・ポイントを考える。また授業当日には参加者分の人数をコピーし、レジュメを配布する。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
連絡はNUCTを用いて行うため、メールをこまめに確認する必要がある。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
基本的には対面を予定しているが、新型コロナウィルスの感染状況等によりTeams/Zoom等を用いたオンライン形式に切り替える可能性もある。
また授業は対面が中心ではあるものの、やむを得ない事情でオンラインで参加する方々のために対面の場合であっても「中継」をする予定。