学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2020201
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学教育P
科目名 【日本語】
Course Title
日本語学史研究(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Studies in History of Japanese Linguistics (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJL5101J
担当教員 【日本語】
Instructor
村井 宏栄 ○
担当教員 【英語】
Instructor
MURAI Hiroe ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 木曜日 5時限
Spring Thu 5
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中高専修・国語
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
日本語研究の歴史


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
平安前期に活躍した梨壺の五人は、『万葉集』の訓読を行っています。平安時代の日本人にとって、『万葉集』は「よめない」ものであった、というところは興味深いですよね。このように日本語話者による日本語研究は古くからさまざまなシーンで始まっていますが、中でも近世国学の隆盛によって大いなる発展を遂げたと言えます。本講義では、日本語研究の様相について、主に中古から近代にかけての様々な事象を紹介していきつつ、その概要と背景について考えていきます。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course introduces History of Studies in Japanese Linguistics to students.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
日本語研究の歴史について概略を理解し、なぜその時代にそのような言語研究の意識が生起したのか、自分自身で考えられるようにする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回:イントロダクション ―日本語研究の萌芽―
第2回:「えのえをなれゐて」 ―仮名遣いといろはうた―
第3回:「反切」と古代インド文字 ―五十音図とその周辺―
第4回:藤原定家とその仮名遣い 
第5回:歌学と言語研究
第6回:親鸞の中世 ―宗教的言語の機能―
第7回:宣教師たちの日本語研究 ―キリシタン資料―
第8回:「世に行阿といふ人の仮名文字遣といふ物ありて」 ―契沖の仮名遣い―
第9回:国学の発達とその展開
第10回:鈴屋学派の日本語研究
第11回:日本語辞書の歴史①
第12回:日本語辞書の歴史②
第13回:ロシアに渡った商人、大黒屋光太夫 ―日本語インフォーマントの誕生―
第14回:最後の国学者、山田孝雄 ―近代文法学説史俯瞰―
第15回:まとめ ―近代日本語研究と日本語学―/試験

※上記は予定であり、受講者数・クラスの特性によっては若干の変更をする可能性があります。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要しない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業内の課題提出物を含む平常点(30%)、学期末授業内試験(70%)の合計を総合的に評価する。60%以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
指定しない。授業内で配付するプリントを使用する。
参考書
Reference Book
個別の内容は授業内で適宜紹介しますが、全体に亘るものとしては以下のものを挙げます。
・古田東朔・築島裕(1972)『国語学史』東京大学出版会
・馬淵和夫・出雲朝子(1999)『国語学史』笠間書院
・山本真吾(2013)「第八章 国語学史」木田章義編『国語史を学ぶ人のために』世界思想社
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
関心を持ったところは図書課や研究室所蔵の参考文献を参照し、追究することで自らの学びを深めてほしい。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。