学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2020211
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学教育P
科目名 【日本語】
Course Title
日本語学発展演習Ⅰa(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Advanced Seminar on Japanese Linguistics Ia (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJL6111J
担当教員 【日本語】
Instructor
齋藤 文俊 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SAITO Fumitoshi ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 木曜日 4時限
Spring Thu 4
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
0
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中高専修・国語
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
翻訳という行為によって生じた表現や語法、語彙について、実際の資料にあたって調査していくことにより、日本語への理解を深める。また、それによって、「国語」という科目を教授していく上での専門的な知識を修得することを目指す。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This seminar examines ways of understanding and analyzing the history of translation in Japan through reading and discussing relevant thesis.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
本授業を通して、日本語を歴史的に分析するための調査方法と、その調査結果をわかりやすく発表する方法を身につける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
*基本的には下記のようにすすめていきます。

まず、近代初期までの日本における翻訳の歴史をたどり、その中で用いられてきた表現や語法についての理解を深める。次に、テキスト『翻訳語成立事情』にとりあげられている、「社会」「個人」「近代」「美」「恋愛」「存在」「自然」「権利」「自由」「彼、彼女」の10語を題材として、実際に自分でも調査することにより、翻訳語の成立と定着の過程を理解する。

第1回:翻訳と日本語(ガイダンス)、第2回:漢文訓読と日本語 、第3回:白話小説(唐話辞書)と日本語、第4回:蘭学・英学と日本語、第5回:明治初期翻訳小説と日本語、第6回:翻訳語「社会」 、第7回:翻訳語「個人」 、第8回:翻訳語「近代」 、第9回:翻訳語「美」、第10回:翻訳語「恋愛」 、第11回:翻訳語「存在」、第12回:翻訳語「自然」、第13回:翻訳語「権利」、第14回:翻訳語「自由」、第15回:翻訳語「彼、彼女」

*ただし、今年度の演習はとりあげる対象を広げ、以下のようにすすめていきます。

第1回:具体的な演習の進め方についての説明
第2回〜第15回:担当者による発表と、その内容についての討論
・まず、各自、「翻訳」をキーワードとする論文を選び、発表の1週間前までにNUCTにアップロードします。
・受講生は全員、その論文を読んで、各自の専門から考察・調査した上で演習に臨みます。
・発表者は、「論文の要旨」および、自分の専門に関連付けた「追加調査」をまとめた資料を用意します。
・演習時には、発表者による説明の後、全員で討論します。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
専門外の受講生も歓迎します。
実際の授業の進め方については、受講生の所属や専門に応じて、柔軟に対応していく部分もあります。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
発表内容(40%)、授業中の発言(30%)、学期末論文(30%)
以上を総合して、60点以上を合格とし、授業目的の達成度を評価の基準とします。
教科書・テキスト
Textbook
発表者に全員が読んでくる論文を指定してもらいます。
参考書
Reference Book
柳父章(1982)『翻訳語成立事情』岩波新書(黄版189)
沈国威(2008)『近代日中語彙交流史(改訂新版)』笠間書院
李 漢燮(2010)『近代漢語研究文献目録』東京堂出版
佐藤 亨(2007)『幕末明治初期漢語辞典』明治書院
惣郷正明・飛田 良文(1986)『明治のことば辞典』東京堂出版
小田切文洋(2008)『江戸明治唐話用例辞典』笠間書院
森岡健二(1999)『欧文訓読の研究』明治書院
その他、講義の中で紹介していく。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
全員、発表者が指定した論文を事前に読んで、その中で扱われる事項について、自分の専門に即して調べておくこと。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
基本的に対面で実施します。ただし今後の感染状況によっては変更の可能性があるので、詳細はNUCTで周知します。