学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2020302
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学教育P
科目名 【日本語】
Course Title
日本語教育意味研究b(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Studies in Semantics for Teaching Japanese as a Foreign Language b (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJE5102J
担当教員 【日本語】
Instructor
鷲見 幸美 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SUMI Yukimi ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 3時限
Fall Tue 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中高専修・国語
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
多義語分析


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
現代日本語の語を対象とした意味研究を行う力を養うことを目的とする。

本授業では、語の多義性について理解を深め、認知言語学の枠組みで多義語を分析する方法を学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course explores word meaning with a focus on the polysemy of words. The aim of this course is to help students acquire background knowledge and skills necessary to analyze polysemic words based Cognitive Linguistics.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
認知言語学の枠組みに基づく、多義語分析の方法を身に付ける。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
教科書に沿って、多義語についての理解を深め、その分析方法を学ぶ。その上で、実際に認知言語学の枠組みで、多義語分析に取り組む。教科書は、以下の内容で構成されている。

1 多義語をめぐる諸問題
2 多義語の多様性:多義的別義の自立性と関連性
3 プロトタイプ的意味の認定
4 比喩から多義へ:複数の意味の関連性
5 放射状ネットワークモデルに基づく多義語の分析
6 スキーマティック・ネットワークモデルに基づく多義語の分析
7 フレームに基づく多義語の分析
8 統合モデルに基づく多義語の分析

教科書の講読:各自指定範囲を精読して授業に臨み、授業では対話・議論によって理解を確認したり、疑問点を解消したりして、理解を深める。

多義語分析の実際:全体で同一の語を対象として,段階的に分析に取り組む。各自が分析案を持ち寄って授業に臨み、授業では、担当者が自身の分析案を発表し、全体でその分析案について議論し、分析力を養う。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
課題の取り組みと対話・議論への積極的参加(30%)、発表(30%)、期末レポート(40%)
60点以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
籾山洋介(2021)『[例解]日本語の多義語研究 認知言語学の視点から』大修館書店.
参考書
Reference Book
辻幸夫(編集主幹)(2019)『認知言語学大事典』朝倉書店.
中野弘三(編著)(2017 )『語はなぜ多義になるのか―コンテクストの作用を考える―』くろしお出版.
早瀬尚子(編)(2018)『言語の認知とコミュニケーション-意味論・語用論, 認知言語学, 社会言語学-』開拓社.
プラシャント・パルデシ(他編)『多義動詞分析の新展開と日本語教育への応用』開拓社.
松本曜(編)(2003)『認知意味論』大修館書店.
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
・教科書の精読
・課題として出される分析
・発表の準備
・レポートの作成
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施します。ただし今後の感染状況によっては変更の可能性があります。詳細はNUCTで周知します。