授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | この授業の目的は日本語の文法と表現を分析するのに必要な知識と能力を身に付けることにある。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to analyze Japanese grammar and expressions. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 本授業では日本語教員として必要な日本語文法・日本語表現の分析力を付けることを目的とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | この授業では日本語文法に関する基礎知識を習得し、類義表現の用法の違いを分析する能力を身につける。対照研究や誤用分析の視点を取り入れることにより、国語(日本語)を外国語の一つとして科学的に分析する技能を身につけ、専門性の高い国語(日本語)教育に応用する技能を養う。
日本語表現を材料にして国語(日本語)教育に有効な教授法について議論し、国語(日本語)教育への応用力を養う。「複合動詞」「ヴォイス」「肯定・否定」「モダリティ」「とりたて」などの文法項目を取り上げ、問題の発見、先行研究の検討、新たな分析の視点の着想、仮説の導入、調査および分析、検証といった一連の分析の流れを身につける。また、受講生それぞれが興味を持つ文法事項について発表し、他の受講生や教員と議論をする。この議論を通して、教員は適宜助言や指摘をしながら日本語文法を分析するための方法や技術について講義する。なお、受講生の人数や特性によって各回の内容を調整する。
1:ガイダンス、日本語の構文的特徴 2:日本語の類義複合動詞について 3:日本語の複合動詞のV1+V2結合規則について 4:日本語の自動詞・他動詞・受身の選択 5:対照研究・誤用分析・習得研究の相互補完 6:学生による発表と討論1 7:学生による発表と討論2 8:学生による発表と討論3 9:学生による発表と討論4 10:学生による発表と討論5 11:学生による発表と討論6 12:学生による発表と討論7 13:学生による発表と討論8 14:学生による発表と討論9 15:学生による発表と討論10 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 平常点(授業中の発言・討論)(30%)、担当回の発表(30%)、期末のレポート(40%) 100点満点中60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 宮島達夫・ 仁田義雄(編)『日本語類義表現の文法(上)』(単文編)くろしお出版 宮島達夫・ 仁田義雄(編)『日本語類義表現の文法(下)』(複文・連文編)くろしお出版 野田尚史『はじめての人の日本語文法』(くろしお出版) 庵功雄『新しい日本語学入門』(スリーエーネットワーク) 森篤嗣・庵功雄(編)『日本語教育文法のための多様なアプローチ』(ひつじ書房) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | この授業では日本語の文法や表現を分析する。そのために日ごろからテレビや会話などの音声言語や、本や新聞などの文字言語を観察し、興味深い表現を収集する習慣を身に着けておくこと。また、「現代日本語書き言葉均衡コーパス」や「茶漉」などのコーパスを利用して、日本語の文法や表現の法則性を読み取る訓練をしておくこと。もちろん、それに必要な言語理論や先行研究の勉強をしておくこと。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
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