授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 外国語(主に英語)で書かれた詩を日本語に訳する作業を通じて詩を解釈・鑑賞するだけでなく、外国語に翻訳されて異なる文化の文脈に置かれると意味がどのように変容するかあるいはしないかについて考える。外国語に訳された詩のおよそ半分は日本語から外国語に訳されたものである。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Through weekly assignment of translation into Japanese of poetry in foreign languages (mainly English but they include a number of poems translated into English from Japanese), students are encouraged to consider issues of cultural representation in cross-cultural contexts. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 教員の助けを使って英語の詩を鑑賞する力を養う。同時に、文法的に間違いが少なく、かつ詩的魅力を持つ日本語を書く能力を養う。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 去年の秋学期の授業と基本的には同じですが、詩作品を入れ替えます。去年と同じ詩は扱いません。
一回の授業で一編の詩を扱います。誰のどの詩を訳すかはまだ未定ですが、過去に扱った詩人を挙げると、石垣りん、田村隆一、茨木のりこ、柿本人麻呂、黒田三郎、多田智満子、萩原朔太郎、立原道造、谷川俊太郎、宮沢賢治、高村光太郎、長谷川龍生、エイミー・ローウェル、シェイクスピア、トマス・トランストロンメル、デレク・ウォルコット、フランシスコ・デ・ケベード、パブロ・ネルーダ、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、北島、徐志摩、海子、ライナー・マリア・リルケ、ロバート・フロスト、ローラ・クロンク、シェイマス・ヒーニー、ワーズワース、マリアン・ムーア、ヨシフ・ブロツキー、トマス・ハーディ、ビリー・コリンズ、マーガレット・アットウッド、キャロライン・フォーシェ、マヤ・アンジェロウ、テッド・ヒューズ、W.H. オーデン、チャールズ・シミック、ディラン・トマス、シャルル・ボードレールなどがあります。毎年、作品を入れ替えています。上記以外の言語でも参加者が語句の意味と文の構造を説明出来、他の受講者が辞書を引ける言語である場合問題ありません。毎回の授業でお互いの翻訳を批評し合います。日本語が母語ではないからとか、詩は難しいとか、怖じ気づいてしまう必要はありません。毎回原文を詳細に説明するので自分でも辞書を引いて挑戦してみてください。日本語が母語でないからこそ優れた翻訳が生まれる可能性もあります。詩を翻訳するためには両言語の深い知識が必要です。論文を書くための語学力以上のものが求められます。したがって、詩を翻訳する練習を積むことが論文を書く力を養うことにつながります。さらに、詩を翻訳する作業は文字を移し替えるだけではない創造的な行為です。ゼロから詩を作り出すわけではありませんが、原作者の意識に入り込んで、別の言語で新たに創造し直すので自由度がかなりあります。学問研究では使わない脳の部分が活性化されるかも知れません。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業参加の度合いと翻訳の出来具合を総合的に判断して評価する。 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回詩を日本語に訳す。その際、すでに日本語や中国語などに翻訳されている場合参考にしてもよい。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面になるか、遠隔になるかに関わらず、NUCTに多くの情報を置くので定期的にアクセスしてほしい。 |
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