学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教・博前
時間割コード
Registration Code
2220530
科目名 【日本語】
Course Title
心理臨床研究実習Ⅴ
科目名 【英語】
Course Title
Research Practicum in Clinical Psychology Ⅴ
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
永田 雅子 ○ 松本 真理子
担当教員 【英語】
Instructor
NAGATA Masako ○ MATSUMOTO Mariko
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 2時限
Fall Fri 2
対象学年
Year
1年
1
コース・専攻等
Subject
心理発達科学専攻
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
心理アセスメントについての基礎的理解をもとに、ロールシャッハ法・知能検査・バウムテスト・DAMを中心に臨床心理査定を実施し、適切なフィードバックのあり方を知る。相談室および学外実習で実施した心理検査事例をもとに検討を行い、支援につながるアセスメントの在り方について理解を深めていく。こうした活動を通して,問題解決のためにクライエントや関係者と協同的に取り組む能力を修得することを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The purpose of this study is to conduct clinical psychological assessment and to know how to provide appropriate feedback to others. Based on the cases conducted in consultation rooms and off-campus training.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
前期で担当した心理検査についての報告を行うとともに、受講生自身が検査を担当した心理査定事例を発表し、全員で討議をする。結果から何を読み取るか/どのように記述するか/援助にどう活かすのか、を考え適切な実施とフィードバックができる力をつける。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
#1(10/7)         包括的アセスメントの方法
#2-#4(10/14-28) グループレポーター発表
#5(11/11)        発達のアセスメント
#6(11/18)        フィードバックの検討
#7‐#14         実習事例の検討
#15            発達障害のアセスメント

実習の進捗状況によって講義内容の変更や、1.2限での実施がある。

前半は前期で割り振ったレポートの発表をおこない、
後半は受講生が一人ずつ事例を発表し全体のディスカッションを行っていく。
事例検討は下記のようにすすめていく。
① クライエントについての事前情報を収集する
② 実施場所や手順・検査用具について把握をする
③ 検査実施日が決まった段階で、TAおよび担当教員(投映法については松本、発達・知能検査については永田)に連絡する。
④ 実施当日クライエントの概略を再度確認し、環境を事前に整える、
 実施後、整理整頓をし、記録用紙は個人情報に注意して扱う
⑤ 記録の整理とスコアリングTAにアポイントメントをとり、スコアリングと報告書のチェックを受ける
⑥ 授業前日までに資料(ローデータと性別・年齢の記載のみ)を相談室のレターボックスを利用して受講生全員に配布
⑦ 授業当日発表者からプレゼンのあと全員でディスカッションを行う発表者はローデータ資料とは別に、当日資料(事例概要・検査状況・所見レポート)を用意すること。
⑧  検討後の検査報告書について次回講義日に配布

主な検討点は下記である
① 迷ったスコアリングについての確認
② プロフィールの分析
③ 質的な分析
④ 人物像の検討・検査結果を援助にどう結び付けるかのディスカッション
⑤ フィードバック資料の作成の要点の確認
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
精神発達科学講座在籍の院生のみ受講可
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への出席状況、講義での報告内容と討論参加状況(50%)、および学期末に課せられるレポート(50%)により総合的に評価する。それぞれについてC評定(60点以上)を合格要件とする
教科書・テキスト
Textbook
松本真理子・森田美弥子編 臨床心理学実践の基礎その3 心理アセスメント ナカニシヤ出版 2019
参考書
Reference Book
辻井正次監修 発達障害児者支援のアセスメントのガイドライン 金子書房 2014一般財団法人特別支援教育士資格認定協会特別支援教育の理論と実践 Ⅰ概論とアセスメント 金剛出版  2012高橋依子・津川律子 臨床心理検査バッテリーの実際 遠見書房  2015竹内健児編 事例でわかる心理検査の伝え方・活かし方 金剛出版 2009*その他 授業の中で適宜紹介する
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
心理臨床研究実習でおこなった心理検査、および、心理検査の実施が予定されていない機関への実習が予定されている院生の相談室で実施した心理検査についてTAにチェックを受けたうえで、ローデータ、事例概要、フィードバック資料を準備して授業に臨むこと。また受講生には1週間前までにローデータ配布すること。発表者以外は、配布されたローデータから解釈、支援法まで検討をしてから講義に臨むこと。
注意事項
Notice for Students
事例を扱うため、データの取り扱いについては十分注意をすること。講義内であらためて説明をするので、意識して取り扱いをするようにすること。
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
不可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
基本対面を予定しているが、受講人数、感染状況によってはオンラインでガイダンス等を行う。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
対面授業が行われない場合、あるいは講義時間外の教員への質問は、NUCT 機能「メッセ ージ」により⾏うこと。事例検討以外の発表資料はNUCT機能リソースにアップロードを行い、共有を行う。・授業に関する受講学⽣間の意⾒交換は、NUCT機能「メッセージ」により⾏うこと。