学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・博前
時間割コード
Registration Code
2301810
科目区分
Course Category
法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】
Course Title
現代政治思想研究ⅡA
科目名 【英語】
Course Title
Studies in Contemporary Political Thought ⅡA
担当教員 【日本語】
Instructor
姜 東局 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KANG Dongkook ○
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 5時限
Spring Fri 5
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style
演習
Seminar


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義では、前近代東アジアの儒学政治思想の連鎖について考察する。明確な影響関係が存在する南宋の朱子-朝鮮王朝の李退渓-徳川日本の大塚退野の資料を通じて、同じ系統の儒学政治思想が各々の政治的な状況の下で異なる政治的な言説や行動へつながる過程を明らかにする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This lecture will consider the circulation of Confucian political thought in pre-modern East Asia. Through the materials of Zhu Xi of South Song, Lee Hwang of the Joseon Dynasty, and Otsuka Taiya of Tokugawa Japan, the participants will clear the process that the same system of Confucian political ideas becomes different political actions under each political situation.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1.東アジア政治思想の構造的な要素に関する先行研究を把握し、批判的に継承する。

2.東アジア政治思想の研究の到達点を理解し、どのような構造的な枠組みによって、有機的な整理が可能かについて考察する。

3.講義の中で得られた知見を各自の研究に如何に生かすかを検討する。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業は、毎回、テキストを決めて、討論を行うことで進められる。春学期の初めに、南宋士大夫の政治観をめぐる余英時とPeter K. Bolの論争を理解したうえ、朱子の政治観と行動について考察する作業を行う。その後は、朱子とは異なる政治的なコンテキストの李退渓が朱子のテキストを如何に受容・変容したのかについて、考察する。最後に、大塚退野が、朱子と李退渓の残したテキストを徳川日本のコンテキストで受け入れた過程について考察する。各テーマにかかわる一次・二次の資料については、講義の場で紹介する。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は課さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
平常点による(100%)。毎回の講義でにおける報告や討論において、テーマに対する理解と批判のレベルを確認し、成績評価の材料とする。それぞれのコースの論文執筆に使える程度の理解・批判になっているかを合格の基準とする。
教科書・テキスト
Textbook
講義の際に、指定する。
参考書
Reference Book
講義の際にリストを提供する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義での報告や討論のために、指定のテキストを事前に読むことが要求される。
注意事項
Notice for Students
授業開講形態等
Lecture format, etc.
基本的には対面遠隔併用授業として実施します。遠隔のみの授業の場合は、授業担当教員の指示に従ってください。対面の場合の講義室一覧については、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
The courses are held as hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods basically. If a course will be held by remote teaching methods only, please follow the instructor's directions. List of lecture rooms for face-to-face methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
遠隔授業は基本的にはNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT basically. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions