学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
情報・博前
時間割コード
Registration Code
2540068
科目区分
Course Category
主専攻科目・特論
科目名 【日本語】
Course Title
認知心理学A
科目名 【英語】
Course Title
Cognitive Psychology A
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
GSI146020J
担当教員 【日本語】
Instructor
川口 潤 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KAWAGUCHI Jun ○
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style

開講系(学部)・開講専攻(大学院)
Subject
心理・認知科学専攻
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
人間が社会で生きていく上で,さまざまな情報をどのように認知しているか,またその背後にあるメカニズムを知ることは,きわめて重要である。本講義では,認知過程,すなわち「わかる」しくみをあつかう認知心理学の基礎的知識の理解を目的とする。現在この分野では,人間の認知機能を,客観的にとらえる技術,またそのようなデータにもとづいた理論構築が急速に進んできているが,特に人間を情報処理過程としてとらえて発展してきた認知心理学の成り立ちを中心に考えながら,人間と社会に関わる情報を客観的に理解できる人材の育成を目指す。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
It is essential for people to recognize various information and know its background mechanism to live in a society. In this lecture, students aim to learn cognitive psychology's basic knowledge from the cognitive process "Understand". At present, in this field, the technology which objectively grasps human cognitive function and the theoretical construction based on such data are rapidly advancing. In particular, it aims at the training of human resources who can objectively understand the information related to human and society by focusing on the origins of cognitive psychology.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
「わかる」という心のはたらきおよびその背後にあるしくみを探求する認知心理学について,基本的考え方および代表的な研究手法を説明できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
認知心理学および隣接分野で蓄積されてきた研究手法・知見を参考書,参考資料をもとに解説するとともに,いくつかのデモンストレーション(演習)を含めながら,現代の認知心理学が何を解明しようとしているかを解説する。認知心理学の基礎の話を終えた後,主として人間の記憶解明に関する研究を紹介し,今後の研究動向を探っていく。適宜,原点となる英語論文を引用し,最新の知見を述べていく。授業で紹介する参考文献を読んでおく。

1. 認知研究の目指すもの
2. 心のイリュージョン:認知の歪みについて
3. 外界の認知:外界をどのようにして知るのか
4. 注意の機能とその役割:情報の選択と制御
5. 記憶とは何か:心を支えるデータベース
6. 記憶と意識:意識されない記憶・意識を支える記憶
7. エピソード記憶・自伝的記憶:自分とは何か
8. 心のコントロール:自分の心は制御できるのか
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特に履修条件はない
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
評価方法:講義中に与える課題(小レポート)の評価60%,最終レポート40%,合計100点満点で60点以上を合格とする。
評価基準:認知心理学の基礎的知見,研究法について説明できること。
教科書・参考書
Textbook/Reference book
教科書は指定しないが,NUCTで資料を配付する。参考文献を授業中に指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
参考資料や授業中のデモンストレーションに関するに課題を与える。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)