学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
多・博前
時間割コード
Registration Code
3211014
科目区分
Course Category
A類Ⅰ(基礎科目)
Category A-1
科目名 【日本語】
Course Title
幾何学概論Ⅵ
科目名 【英語】
Course Title
Introduction to Geometry VI
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
納谷 信 ○
担当教員 【英語】
Instructor
NAYATANI Shin ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 3時限
Fall Mon 3
授業形態
Course style

学科・専攻
Department / Program
多元数理科学研究科
必修・選択
Required / Selected


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義の目的は,リーマン多様体の基礎について解説することである.多様体が与えられたとき、その最も基本的な考察対象は「そこへの曲線」と「そこ上の関数」であろう。この講義では、リーマン多様体において「直線」の役割を果たす測地線と「調和関数」の役割を果たす調和関数(用語同じ)について詳しく解説したい。ただし、コンパクト多様体上では調和関数は定数関数しかないので、より一般にラプラシアンの固有関数(および固有値)を扱う。これはリーマン多様体における「フーリエ解析」の基礎を与えることに相当する。講義の終盤では、曲率がこれらの幾何学的対象に及ぼす影響について述べたいと思う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The purpose of this course is to learn fundamentals of Riemannian manifolds and to get familiar with them.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
講義における最低限の習得目標は,リーマン多様体を調べる上で必須の事項を運用できるようになることである.
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The minimum goal of the lecture is to be able to use fundamental tools for investigating Riemannian manifolds.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
リーマン多様体の基礎について解説する.多様体が与えられたとき、その最も基本的な考察対象は「そこへの曲線」と「そこ上の関数」であろう。この講義では、リーマン多様体において「直線」の役割を果たす測地線と「調和関数」の役割を果たす調和関数(用語同じ)について詳しく解説したい。ただし、コンパクト多様体上では調和関数は定数関数しかないので、より一般にラプラシアンの固有関数(および固有値)を扱う。これはリーマン多様体における「フーリエ解析」の基礎を与えることに相当する。講義の終盤では、曲率がこれらの幾何学的対象に及ぼす影響について述べたいと思う。詳しい講義予定(シラバス)は初回の講義の際に配布する.
履修条件
Course Prerequisites
線形代数学と微分積分学の知識は必須である.
関連する科目
Related Courses
線形代数学と微分積分学の知識は必須である.さら に現代数学基礎 AII(位相と距離)および幾何学要論 I(曲線と曲面)の内容に親しんでいることが望ましい.
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末試験およびレポートによって評価する.詳細は初回の講義において説明する.
教科書・テキスト
Textbook
指定しないが,講義において必要に応じて資料と演習問題を配布する.
参考書
Reference Book
講義中にあげる。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業時間外にも復習および演習問題に取り組むことが求められる。
注意事項
Notice for Students
無し
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions of Other department student's attendance
歓迎します.
レベル
Level
2
キーワード
Keyword
リーマン多様体,レビ・チビタ接続,リーマン曲率,測地線、ラプラシアン,固有値・固有関数.
履修の際のアドバイス
Advice
厳密さよりも直観的理解や幾何学的意味を重視しますので,受講者の皆さんもそういうつもりで取り組んでもらうとよいと思います.
授業開講形態等
Lecture format, etc.
板書で講義する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
ビデオで中継する。講義概要と板書の写真をNUCTにアップロードする。