学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医・博前
時間割コード
Registration Code
3821166
科目名 【日本語】
Course Title
周産期ハイリスクケア論
科目名 【英語】
Course Title
Caring in High-Risk Perinatal Situations
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
高橋 由紀 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAKAHASHI Yuki ○
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋集中 その他 その他
Intensive(Fall) Other Other
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
1. ハイリスク妊娠、妊娠期の異常、分娩時異常(流産・死産を含む)について、必要な助産技術を理解し、実践可能な助産ケアを習得する。
2. ハイリスク新生児管理、出生前診断など、高度な周産期医療を要する対象に対する助産師の役割、専門職業人としての倫理観についても考察し、ハイリスク妊産褥婦とその家族にとって満足のいく出産および助産師の役割について考察する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
1.to understand the necessary midwifery skills and acquire practicable midwifery care for high-risk pregnancy, abnormalities in pregnancy and abnormalities during delivery (including miscarriage and stillbirth).
2. to consider the role of midwives in high-risk newborn management, prenatal diagnosis, and other subjects requiring advanced perinatal care, as well as the ethics of professionalism, and to consider the role of midwives in childbirth and midwifery that is satisfactory for high-risk pregnant and postpartum women and their families.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1. 周産期における正常からの逸脱、異常状態を理解し、異常時の対応方法、助産ケアを説明できる。
2. 分娩時における緊急事態への対応方法を説明できる。
3. 高度な周産期医療を要する対象およびその家族に対する助産師の役割を理解し、必要な助産技術を説明できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
1. understand perinatal deviations from normal and abnormal conditions, and explain how to respond to abnormal conditions and midwifery care.

2. explain how to respond to emergencies during childbirth.

3. understand the role of the midwife in relation to patients and their families requiring advanced perinatal care and explain the necessary midwifery skills.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
I.MFICUにおける産科医療
1. MFICUの入院基準
2.精神・神経疾患合併妊婦(うつ病・てんかん・統合失調症等)の薬剤治療選択を含めた妊娠期の管理と多職種連携
3.母体の急変時に助産師に期待すること(医師の役割・助産師の役割)
4.硬膜外麻酔分娩の理論と実際

II.妊娠期から分娩期を中心とした看護・助産
1.長期安静を強いられる母体への助産師の役割,母子・家族形成についての支援
2.母体および新生児の急変に備えた日々の取組み

III.合併症を有する妊産褥婦の看護・助産
1.精神・神経疾患合併妊婦(うつ病・てんかん・統合失調症等)の妊娠期からの出産準備、多職種連携
   1)分娩期の課題と実際
   2)産褥期の課題と実際、地域との連携、フォローアップ体制
2.妊娠中に胎児発育異常の診断を診断された母親と家族への看護と実際
3.死産を経験された母親と家族への看護と実際

IVNICUにおける.新生児医療
1.胎児の発生と出生前診断
 1)胎児治療の現在とこれから
2.新生児医療における生命倫理
3.NICUでの治療を終えた子どもたちの在宅以降の治療
4.新生児科医師から助産師(看護職)に臨むこと

V. NICU/GCUにおける看護1
1.NICU/ GCUの環境とデベロップメンタルケア,母子関係・家族関係支援への援助
2.新生児の養護と管理
 1)産科病棟との連携
 2)産科入院中に出産予定(帝王切開含)が決まった母および家族へのNICUの看護師・新生児科医の出生前訪問
3.低出生体重児の管理と母乳育児支援(冷凍母乳含)

VI. NICU/GCUにおける看護2
1.医療的ケア児となる子どもと家族へのNICU/ GCUからの関わりとフォローアップ体制
1)胎児の異常に伴う出産後のNICU/ GCUにおける子どもと親・家族への看護
2)母体合併症に伴う(早産)ハイリスク新生児の看護と親・家族への支援
2.産科入院中に出産予定(帝王切開含)が決まった母および家族へのNICUの看護師・新生児科医の出生前訪問とその効果
3.院内における気になるお母さん・家族への支援と多職種連携によるペアレンティングサポート

VII. 不妊・不育症について
 1.不妊・不育症を抱える家族の相談内容と関わり
 2.男性不妊と女性不妊
 3.治療と就労の実際、特定不妊治療費
 4.不妊の終結と育てる選択

VIII.ハイリスク看護についてのまとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
助産科目すべて
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
課題(70%)講義参加態度など(30%)で総合的に評価する。
教科書・テキスト
Textbook
1.森恵美編:助産師基礎教育テキスト4 妊娠期の診断とケア(日本看護協会)
2.町浦美智子編:助産師基礎教育テキスト5 分娩期の診断とケア(日本看護協会)
3.横尾京子編:助産師基礎教育テキスト6 産褥期のケア 新生児期・乳幼児期のケア(日本看護協会)
4.遠藤俊子編:助産師基礎教育テキスト7 ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア(日本看護協会)
5.新生児学入門第5版 仁志田博司編集 医学書院
参考書
Reference Book
産婦人科ガイドライン2020
その他適時紹介する
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業の進め方
How to proceed with the class
講義形式が中心であるがグループディスカッションを含むため、各単元に対する予習が必要
注意事項
Notice for Students
名大病院の医師・助産師・看護師による講義となるため、講義方法や場所、日程について一部変更のある可能性がある。その都度NUCTを通じて連絡をする
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
大幸での対面を予定しているが、名大病院での講義になる場合がある。
感染状況によってはオンラインになるばあいもあるためNUCTに留意すること
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)