学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医・博前
時間割コード
Registration Code
3821108
科目名 【日本語】
Course Title
オミックス医療科学実習Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Practicum on Omics Health Sciences I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
川部 勤 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KAWABE Tsutomu ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
通年集中(春秋) その他 その他
Full-year course Intensive(Sp-Fa) Other Other
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
オミックス医療科学(Omics-based Medicine)とは、オミックス(Omics)情報を駆使して、疾患の予防、診断、治療、予後の質を向上することを目指す医科学である。オミックス情報とは、具体的にはゲノム(Genome)やトランスクリプトーム(Transcriptome)、プロテオーム(Proteome)、メタボローム(Metabolome)、インタラクトーム(Interactome)、セローム(Cellome)と呼ばれる網羅的な生体分子についての情報である。国際的視野を持ち、生体防御情報科学、病態情報科学、それぞれの分野における専門的な研究の方法論、研究手法について学びながら、科学的論理性と倫理性とともに分子生物学的な手技等について実習形式により修得する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Omics-based Medicine is a medical science that aims to improve the quality of prevention, diagnosis, treatment, and prognosis of diseases by making full use of Omics information. The omics information is specifically about the comprehensive biomolecules called Genome, Transcriptome, Proteome, Metabolome, Interactome, and Cellome. With an international perspective, while learning about host defense information science, pathological information science, specialized research methodologies and research methods in each field, participants learn molecular biological techniques in a practical form as well as scientific logic and ethics.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
オミックス医療科学における生体防御情報科学、病態情報科学、それぞれの分野における専門的な研究の方法論、研究手法について説明できる。遺伝子やタンパク質などの分子生物学的な手技を修得する。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Participants can explain host defense information science, pathological information science in omics medical science, methodology and research method of specialized research in each field. Participants master molecular biology techniques such as genes and proteins.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
生体防御異常を対象とし,分子生物学的な手法を用いた解析を通して病態についての解明を試みる。研究の結果については、さまざまな分子の遺伝子・蛋白レベルでの統合的情報をもとに、文献的考察のもとで議論検討し科学的論理性を涵養する。実習を通して臨床検査学のさまざまな局面や問題点を倫理的な側面をも考慮して研究する。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件:原則学部時代に「免疫学」「微生物学」「分子生物学」に関する講義を履修した学生。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
週1回の研究室会議で報告し、与えられた課題に対するアプローチの方法、手法の正確性、解析結果についての考察力を評価する。また、研究の結果については、さまざまな分子の遺伝子・蛋白レベルでの統合的情報をもとに、豊かな想像力と使命感を持って研究を推進できるかどうかと評価し、総合点の6割程度以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
適宜指示する。
参考書
Reference Book
適宜指示する。さまざまな実験手技書、ならびに論文を参考にすること。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
実験開始前に予めテーマについてのアプローチ、当然考えられる結果について十分に考察し、研究室に来ること。研究室では手を動かす実験を中心に結果を整理し、実験ノートを作成する。恣意的な部分が無いように実験ノートにはすべてのデータを載せ、その結果について実験終了後に十分に考察する。その考察をもとに次の実験をどうするか考え、この繰り返しの中で知るべき知識を文献等より得ておく。結果が確定したデータについては教員等と議論するための準備をする。
授業の進め方
How to proceed with the class
テーマならびにアプローチ方法について十分に検討し、研究を遂行する。得られた結果についてさらに研究を進めるために十分教員と議論・検討をする。1週間の結果についてはセミナーで研究室員に報告し、データの共有を行う。
注意事項
Notice for Students
学部生時代に学ぶ「免疫学」などの分子レベルの生物学が確実に理解されていることが大前提であり、不果実な場合には、研究の遂行は困難となる。
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
学部生時代に学ぶ「免疫学」などの分子レベルの生物学が理解できていないと研究は難解なものとなる。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日英併用
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則対面で行うが、状況によっては遠隔講義。遠隔講の場合には担当教員によりオンデマンド型か同時双方向型(ライブオンライン)の講義として開講し、後者の場合はTeamsもしくはZoomを用います。詳細については開講前にNUCTから「お知らせ」として周知しますので、よく読んで対応してください。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)