授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | タンパク質などの生体分子の立体構造情報及び分子間相互作用の定量的評価は、論理的創薬を行う上で必須です。次世代を先導する創薬基盤研究者にふさわしい専門力として、生体高分子(タンパク質・核酸および膜とそれらの複合体)の構造解析と、得られた構造情報を徹底的に駆使した最先端の生物学研究・創薬研究・方法論開発を、自律的かつ先導的に遂行できる能力を養うのが本実験の目的です。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course provides practical training for structural analysis of biological macromolecules (proteins, nucleic acids, and membrane complexes), with the goal of developing new methodology for structural analysis and biological and pharmaceutical research. Students are also encouraged to learn a next-generation pharmaceutical research techniques including nucleic acid medicine, sophisticated drag delivery system, and high-performance molecular imaging. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 本実験のコース終了時に学生は以下の項目について主体的に実践できることを目標とします。 (1) 標的分子の決定と評価、試料調製の戦略と実施、立体構造決定、構造情報解析など構造生物学に関わる最先端の実験と、それを通じた創薬科学上の課題解決 (2) 創薬を目指した構造生物学・核酸化学・タンパク質科学に関する最先端の研究テーマに対して、実験の実践と、研究成果をまとめるための論文作成 (3) 次世代創薬研究法(核酸医薬、高機能DDS、高機能分子イメージングなど)への実践を通じた基盤的知識の理解 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 実験は所属する研究室に分かれて、一つあるいは複数のテーマについて、修士論文を執筆することを前提に、学術的に一定の価値のある新規・独自の結果を出すことを目的に選定されます。以下は一例です。 1. NMR法に他の物理化学的計測を組み合わせて、医薬品標的やシーズとなりうるタンパク質・核酸・それらの複合体の精密立体構造解析、薬理作用機構の解明、インシリコ創薬などの研究を行うと同時に、核酸医薬品を題材とした構造生物学とケミカルバイオロジーの他領域融合研究にも取り組む。 2. 膜タンパク質の構造と機能研究のための基礎から最先端の技術までの習得を目指す。具体的には、ヒト由来の膜タンパク質の発現、精製、2次元結晶化、電子顕微鏡によるデータ収集、コンピュータによる構造解析という一連の技術を学ぶ。それを通して、「タンパク質立体構造に指南された創薬戦略」を実現するための実際的技術に関する研究能力を養う。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 生命科学に関連する、学部で学ぶ生物科学・物理化学・タンパク質科学ないし核酸化学の基礎知識を有することを前提とします。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | (評価の方法)研究の進捗状況について定期的に行われる実験進捗セミナーでの発表ならびに発表資料から評価します。著しい研究成果について、学内外の研究会、学会、ならびに査読付き論文での発表を推奨します。最終的な研究成果について方法もふくめて修士論文に記載し提出し、修論発表会において口頭発表してもらいます。正しい研究操作が行われていること、コントロールが適切に取られた実験であること、新規の実験結果、未知の成果が得られた場合特に高く評価します。課題未実施者は欠席とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書を指定しないが、研究テーマに関連する原著論文・総説(英語・日本語)、その他ウェブ上での資料など都度該当する資料を指示すると同時に、自力で検索するための適切なキーワードを指示します。 |
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参考書 Reference Book | | 化学同人 タンパク質をみる(やさしい原理からはいるタンパク質科学実験法2)、南江堂Essentialタンパク質科学 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 自身の研究テーマに関連する学内外のセミナー・講演会、研究会、ならびに学会に出席し、必要情報は主体的に収集することを特に推奨します。また研究室外に共同研究者がいるプロジェクトの場合は共同研究者との活発な議論と、その準備のための調査は理解の増進につながります。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 授業開講形態(対⾯・遠隔など)、使⽤ツール、遠隔授業(オンデマンド型)の場合の対⾯授業に相当する教育効果を確保するための措置(教員への質問⽅法、学⽣同⼠の意⾒交換の⽅法)は、 創薬HPをご覧ください。※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイト又は創薬HPで案内します。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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