授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本演習では中国語学に関する基礎的理解を深めると同時に、文法研究の方法論を身につけ、それを自身の研究で実践する力を養成する。また、中国語学と中国語教育のインタラクションについて具体的な事例を挙げながら学んでいく。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with the foundations of Chinese grammar and Chinese education. It also enhances the development of students’ skill in making oral presentation. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ① 中国語学に関する基礎的理解を深めると同時に、文法研究の方法論を身につけ、それを自身の研究で実践する力を身につける。
② 研究発表を通して自身の研究内容を論理的且つ効果的に伝える方法を習得すると同時に、学術討論及び質疑応答の経験を積み重ねることによりディベート力を培う。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本演習では、中国語母語話者が、空間・時間・数量・否定・可能などに関わる事象をどのように認識し、それがどのように言語化されているかについて、統語的、意味的側面から探っていく。 同時に、日本語表現との比較対照を通じて、それぞれの言語内部に見られる種々の現象を有機的に関連付けていきたい。 また、中国語教育において、日中対照研究の成果をいかに応用していくかについても併せて考えていく。
授業前半では中国語文法に関する個別の言語事象を取り上げ、関連する論文を輪読しながら討論する。授業後半では毎回、受講者による研究発表(20分)とそれに対する質疑応答(10分)を行う。
発表担当者には、授業で取り上げたテーマ、もしくは中国語・日本語における任意の言語事象を取り上げ、問題点の整理と独自の分析・考察を発表してもらう。発表後、NUCT上において、受講者同士でピア評価を行う。
※原書講読の際には、必ず予習をしてくること。 ※また、発表担当者は発表の1週間前までにレジュメを作成し、教員の添削、修正を経た上で発表に臨むこと。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 中国語("普通話")の運用能力を有すること。
後期(博士論文研究Ⅲb )も引き続き履修することが望ましい。
本演習は受講者の人数、関心等に応じて内容を調整し、演習形式で進めるため、発表・ディスカッションを通じた積極的な参加を期待する。また、中国語学のみならず、言語学・日本語学・英語学などの知識をある程度有することが望ましい。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 以下の3点に基づき、総合的に評価する。
① 授業(ディスカッション等)への参加度(30%) ② 研究発表(30%) ③ 学期末のレポート(40%)
評価項目②③に関しては、特に言語専門の受講者は自身が関心を持つ任意の言語事象を取り上げ、関連付けて分析を深めていくことが望ましい。
尚、レポートを提出しない場合には「欠席」扱いとする。 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | プリントを配布する。
その他、取り上げるテーマに関連する個別の参考文献等についても、授業時に随時紹介していく。 |
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参考書 Reference Book | | 中国語文法の体系的把握や文法研究の方法論理解に役立つものとして、以下の文献を通読しておくことが望ましい。
① 朱徳煕《語法講義》,商務印書館(邦訳:『文法講義』杉村博文・木村英樹訳,白帝社) ② 呂叔湘等著・馬慶株編《語法研究入門》,商務印書館 ③ 陸倹明《現代漢語語法研究教程》,北京大学出版社 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 対面で実施する。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 |
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