授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 生物が示す多様な生命現象の基本的理解を目標として、独自の研究課題を設定し、最新の理論と知識に裏打ちされた研究方法や実験技術を習得すると共に、研究成果に基づき国際学術論文を作成させ、創薬研究を先導的に遂行できる能力を涵養します。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with a broad range of experimental techniques necessary to accomplish research. They include biochemistry, cell biology, molecular biology, biotechnology, bioinformatics, pharmacology and neuroscience. The course also promotes development of students’ skills related to writing scientific papers on their own themes. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 授業終了時に学生は、以下のことができるようになることを目標とします。
(1)創薬生物科学研究の背景を深く理解し、研究の意義と課題を指摘できる。
(2)最先端の研究文献等を調査して必要な情報を収集し、研究における問題解決に活用できる。
(3)論理的に実験を進め、得られる実験データを解析し、結果を正しく解釈できる。
(4)研究成果を論理的に文章で記述できる。研究成果を口頭で発表・議論できる。
(5)生化学、細胞生物学、分子生物学、生物工学、細胞工学、生物情報科学などの幅広い研究手法を用い、遺伝子、タンパク質、細胞、個体での生命現象に関する先端的研究テーマに対して、実験の実践と研究成果を論文にまとめることができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本授業は以下の4つの内容で構成されています。
(1)モデル微生物を用いて、普遍的生命現象の解明を行うために必要な研究の実践と指導を行う。特に、細胞寿命と老化の制御機構の解明と、それを通した創薬ターゲットの開発、2成分制御系を介したシグナル受容と細胞内情報機構の解析に焦点を当てる。
(2)有用な機能性蛋白質(酵素、抗体、増殖因子など)を対象に、動物細胞を宿主とする発現・改変システムの修得、未知蛋白質の同定など高度な解析方法を習得し、合わせて動物細胞培養系を用いた生化学・細胞物学的解析に関して、研究の実践・指導を行う。
(3)次世代医薬品が向かう個別化医療・コンパニオン診断薬を支える網羅的生物情報の解析意義および解析原理を広く習得することで、トランスクリプトームなどのオミクス解析に関する研究の実践・指導を行う。
(4)緑内障、黄斑色素変性、糖尿病性網膜症などの眼疾患の新しい治療法の開発に向け、網膜細胞再生の制御因子の解析原理を習得し、培養細胞系、動物を用いた神経科学、薬理学的研究の実践・指導を行う。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 博士前期課程までに学ぶレベルの生物科学の多様な知識を有することを前提とします。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | (評価の方法・基準)研究・論文発表等を実施した結果より総合的に判断し、到達目標5項目を実施できることを合格の基準とします。課題未実施者は欠席とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書は指定しないが、必要に応じて参考資料を配布します。 |
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参考書 Reference Book | | Essential Cell Biology (5th ed), Bruce Alberts, Karen Hopkin, Alexander D Johnson, David Morgan, Martin Raff, Keith Roberts, Peter Walter, W. W. Norton & Company, Inc.
: New York, 2018 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 研究に必要な文献調査、研究成果発表資料の作成等の課題を課します。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 授業開講形態(対⾯・遠隔など)、使⽤ツール、遠隔授業(オンデマンド型)の場合の対⾯授業に相当する教育効果を確保するための措置(教員への質問⽅法、学⽣同⼠の意⾒交換の⽅法)は、 創薬HPをご覧ください。※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイト又は創薬HPで案内します。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 資料はオンライン実施の前に各自が入手できる状態にする。接続はあらかじめ必要情報を連絡をして確実に接続できるようにし、実習内容がオンサイトと同様に習得できるようにする。 |
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