学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・専学
時間割コード
Registration Code
9363600
科目区分
Course Category
展開・先端科目
Advanced/Applied Courses
科目名 【日本語】
Course Title
国際私法Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Private International LawⅠ
担当教員 【日本語】
Instructor
竹下 啓介 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAKESHITA Keisuke ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 5時限
Spring Tue 5
対象学年
Year
2年
2
授業形態
Course style
演習
Seminar


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本授業の目的は,日本の国際私法に関する総論的事項について検討することです。
国際結婚や国際商取引などに関係する私人間の法律紛争も,基本的には,国内における婚姻関係や取引関係に関する法律紛争と同様に,各国の国内裁判所において解決されますが、法律紛争が外国と関係する渉外的なものであるため,純国内的な法律紛争の解決においては発生しない特別な問題が生じることとなり,当該問題を解決するための法が必要となります。そして,日本の裁判所で渉外的な法律関係に関する裁判が行われる場合には,日本の国際私法によってそれらの問題が規律されることとなります。本授業では、そのような日本の国際私法に関する総論的事項について、講義・議論を通じた検討を行います。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
本授業は,受講者が国際私法の総論的事項に関する基礎的知識及び思考能力を習得することを目的とします。受講者の到達目標は,国際私法の背景にある基本的価値・理念を十分に踏まえて授業内容を理解した上で,具体的な私人間の渉外的法律関係の規律について,自ら分析・検討し,説明することができるようになることです。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
講義日は、TKCシステムを参照のこと。

授業内容は以下のとおりです。なお、括弧内は教科書の対応する項目です。
第1回  イントロダクション(第1章)
第2回  国際私法の基礎(第2章~第4章)
第3回  準拠法選択の基本事項(第5章)
第4回  法律関係の性質決定(第6章)
第5回  連結点(第7章)
第6回  反致(第8章)
第7回  準拠法の指定(第9章)
第8回  外国法の適用・公序則(第10章・第11章)
第9回  先決問題・適応問題(第12章)
第10回 国際的な強行法規・渉外実質法・統一法(第13章・第14章)
第11回 国際裁判管轄①(第15章)
第12回 国際裁判管轄②(第15章)
第13回 国際裁判管轄③(第15章)
第14回 外国判決の承認・執行①(第16章)
第15回 外国判決の承認・執行②(第16章)
第16回 期末試験・講評
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
本授業では国際私法の総論的事項について取り扱います。国際私法Ⅱでは、国際私法Ⅰでの学修を踏まえた各論的事項について取り扱います。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業の中での質疑応答の質等で評価する平常点(20%)と学期末試験の成績(80%)により判定します。具体的な私人間の渉外的法律関係の実体法的規律について、基礎的知識を有していることを前提として分析・検討し、自らの言葉で他者に伝わるように説明することができるか否かが、成績評価の基準となります。
成績評価(合否判定及び成績の区分)は、名古屋大学法科大学院が教育課程方針に基づいて策定した評価基準に従って行う。
教科書・テキスト
Textbook
・中西康他『リーガルクエスト 国際私法〔第2版〕』(有斐閣、2018年)
・道垣内正人=中西康編『国際私法判例百選〔第3版〕(有斐閣、2021年)
参考書
Reference Book
・櫻田嘉章『国際私法〔第7版〕』(有斐閣、2020年)
・澤木敬郎=道垣内正人『国際私法入門〔第8版〕』(有斐閣、2018年)
・松岡博編『国際関係私法入門〔第4版〕』(有斐閣、2019年)
・横山潤『国際私法』(有斐閣、2012年)
・神前禎、元永和彦、早川吉尚『国際私法〔第4版〕』(有斐閣、2019年)
・神前禎『プレップ 国際私法』(弘文堂、2015年)
・櫻田嘉章=道垣内正人編『注釈国際私法』全2巻(有斐閣、2011年)
・小出邦夫『逐条解説 法の適用に関する通則法(増補版)』(商事法務、2014年)
・古田啓昌『国際民事訴訟法入門』(日本評論社、2012年)
・本間靖規=中野俊一郎=酒井一『国際民事手続法〔第2版〕』(有斐閣、2012年)
・小林秀之=村上正子『新版 国際民事訴訟法』(弘文堂、2020年)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習として受講生は各回で扱う内容に対応する教科書の章を読んで不明な点等を明らかにしてくることが求められます。また、復習については、授業で配布するレジュメに復習事項を指示するようにします。
注意事項
Notice for Students
特になし。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
基本的にリアルタイムのオンライン授業として実施します。なお、必要に応じて、対面授業を実施する可能性もあること、ご留意下さい。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
本授業はオンデマンド型ではありません。