時間割コード
Registration Code
0012531
科目区分
Course Category
基礎セミナー
First Year Seminar
科目名 【日本語】
Course Title
基礎セミナー
科目名 【英語】
Course Title
First Year Seminar
使用言語
Language Used in the Course
テーマ(基礎セミナーのみ)
Theme of First Year Seminar(First Year Seminar Only)
坐禅入門(付:禅宗の古典を読む)
担当教員 【日本語】
Instructor
加藤 哲理 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KATO Tetsuri ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅰ 火曜日 5時限
I Tue 5


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
少人数のセミナーの形式で,大学で学び研究するための最も基本的なスキル(コモン・ベーシック)としての読み(文献調査,考察,検討),書き(まとめ,報告書作成),話す(討論,発表)を中心とした多面的な知的トレーニングを行います。さらに「知の探究のプロセス」と「学問の面白さ」を学び,自立的学習能力を身につけることを目的としています。教員の研究分野に応じて多様なテーマが用意されています。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
This course is conducted in the form of a seminar with small groups. We will provide multifaceted intellectual training focused on reading (literature research, consideration, examination), writing (summary, report writing), and speaking (discussion, presentation) as the most basic skills (common basic) for learning and studying at university. Through this, our goal is to learn the "process of knowledge exploration" and "the fun of learning" and to acquire the independent learning ability. A wide variety of themes are prepared according to the research field of the instructors.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
「坐禅入門」と称するこの基礎セミナーが目的とするのは、坐禅の実修とそれに付随するテクスト読解を通して、一般的に現代の大学で遂行されているものとは別のあり方における「学問」の形式に実地で触れることである。学問や知の形式が異なれば、それを修める行程で要求される私たちの心身への働きかけ、そこで必要とされる「読む」ことや「書く」ことの総体としてのテクストとの関わりのあり方も、全く別のものとなる。この基礎セミナーでは、まずは実際に坐禅を行って、また同時並行的に禅宗の古典を紐解いていくことによって、「道」や「学」の一形態としての仏教についての体験的な理解を深めるとともに、大学教育の出発点において、「研究」や「学問」のあり方そのものを相対化し、複眼的な観点から見つめなおす姿勢を涵養することが目標となる。

仏教についての単なる教科書的概観や体系的知識を得るのではなく、坐禅という身心の技法を実践することを通して、腹の底からわかったといえるような仏教についての体験的な理解を得ること。さらには、「知」について、大学において「研究」と呼ばれているものとは、まったく異なった「知」の伝統が存在することについての開かれた態度を身につけていくこと。講義を通してまた、日常生活のうちにしっかりと坐禅をしつつ自己を見つめなおす時間をもつことができる姿勢が身についていくのが望ましい。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
教科書
Textbook
坐禅の世界に、それをただ知識的に「読む」だけで何かがわかる教科書などありません。
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
白隠禅師の『遠羅天釜』の中に「動中の工夫は静中に勝ること百千億倍す」という言葉があります。坐禅(=「静」)をすることによって、自らの境地を深めるだけではなく、そうして培った心境を日常の一挙手一投足に活かしていく工夫(=「動」)を忘れないことが何よりも大切である、ということです。この講義で皆さんが得たものの本領は、むしろ「課外学修」、つまりは行住坐臥、日常生活全般に浸透してはじめて発揮されるということになりますので、坐禅を止めたその瞬間から油断なく生活を続けることを心がけていただければ幸いでございます。
注意事項
Notice for Students
特にありません。あなた自身の心のみをもってご参加いただければ大丈夫です。ただ初回のガイダンスで詳しく説明いたしますが、本講義は坐禅の実修をともなうので、坐禅のしやすい服装でご参加ください。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
無。
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
まあ茶でも一服、というつもりで遊びに来てください。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>教養教育院ページ掲載)を確認すること。