時間割コード
Registration Code
0014532
科目区分
Course Category
基礎セミナー
First Year Seminar
科目名 【日本語】
Course Title
基礎セミナー
科目名 【英語】
Course Title
First Year Seminar
使用言語
Language Used in the Course
日本語
テーマ(基礎セミナーのみ)
Theme of First Year Seminar(First Year Seminar Only)
アカデミック・ライティング入門
担当教員 【日本語】
Instructor
児玉 英明 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KODAMA Hideaki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅰ 木曜日 5時限
I Thu 5


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
少人数のセミナーの形式で,大学で学び研究するための最も基本的なスキル(コモン・ベーシック)としての読み(文献調査,考察,検討),書き(まとめ,報告書作成),話す(討論,発表)を中心とした多面的な知的トレーニングを行います。さらに「知の探究のプロセス」と「学問の面白さ」を学び,自立的学習能力を身につけることを目的としています。教員の研究分野に応じて多様なテーマが用意されています。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
This course is conducted in the form of a seminar with small groups. We will provide multifaceted intellectual training focused on reading (literature research, consideration, examination), writing (summary, report writing), and speaking (discussion, presentation) as the most basic skills (common basic) for learning and studying at university. Through this, our goal is to learn the "process of knowledge exploration" and "the fun of learning" and to acquire the independent learning ability. A wide variety of themes are prepared according to the research field of the instructors.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
1.論理的思考(対比関係、因果関係、具体・抽象関係)を意識した文章を書くことができる
2.「問い」の柱が立っている文章を書くことができる
3.自ら「問い」を発見し、議論の中で、ファシリテーターを担当することができる 
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
教科書
Textbook
前半:福嶋隆史『ふくしま式200字メソッド 「書く力」が身につく問題集【小学生版】』大和出版、2015年。←毎回持参すること
後半:苅谷剛彦『知的複眼思考法』講談社、2002年。←毎回持参すること
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎回、教科書について予習レポートを課す「反転授業」の形をとる。
注意事項
Notice for Students
1.1クラス15名(名古屋大学の定員)

2.上記に加えて、WWL加盟高等学校の生徒が履修することがある。
(WWL加盟高等学校:岐阜、金城学院、向陽、瑞陵、名古屋大学付属、明和、四日市)

3.「高校の学び」から「大学の学び」への移行を促す
本ゼミナールは、「大学で一生懸命に勉強をしよう」というやる気はあるが、「大学の勉強についていけるか不安である」といった1回生を対象にする。「高校で小論文の勉強をしてこなかった」「レポート課題が出されたが参考文献の探し方がわからない」、「WordやPowerPointといったパソコンの基本スキルが身についていない」といった1回生を対象にして、「高校の学び」から「大学の学び」への移行を促す。

4.問いを立てる力を鍛える
大学での学びは、自ら「問い」を立てることである。問いを立てるという行為は、言い換えれば、関心を向けている対象を疑問文の形で書きとめることであり、自分の頭で考えることの出発点となるものである。本ゼミナールでは、自ら立てた問いについてレポートを作成する。そして、「書くという行為」、「発表するという行為」、「議論するという行為」に重点を置いたアクティブ・ラーニングを展開する。
大教室で静かに講義を聴くのではなく、「先生や仲間と議論したい」、「自分の問題関心をレポートにまとめたい」といった学生を対象とする。

5.教科書の特徴
 前半に使用する福嶋隆史『ふくしま式200字メソッド 「書く力」が身につく問題集【小学生版】』は子どもから大人まで使用できる問題集である。論理的思考力を、対比関係、因果関係、具体抽象関係の3つに整理して、文章力を鍛えていく。
 後半に使用する苅谷剛彦『知的複眼思考法』は東京大学における論文指導をもとにまとめた、アカデミック・ライティングに関する定評ある入門書である。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
 本ゼミナールでは、「小論文の受験勉強を全くしてこなかった学生」を対象にして、「論理的な文章の書き方」を指導する。
 15回という回数で、小学生レベルの復習から始め、大学のレポート試験で苦労することのないレベルにまで仕上げていく。前半テキスト『ふくしま式200字メソッド 「書く力」が身につく問題集【小学生版】』は、論理的思考力を「対比関係」「因果関係」「具体・抽象関係」の三点から捉え、書く力を鍛えていくものである。小学生向けの問題集だが、大学生にも充分役立つ問題集である。後半テキスト『知的複眼思考法』は、東京大学の講義をもとにして執筆された「論文の書き方」の定評ある教科書である。
 また、レポート執筆のためのスタディスキル(文献検索法、WORDの使い方、脚注・参考文献の書き方)を1から説明する。 WORDの使い方に自信がない学生を対象とする。
 本ゼミナールでは、「『問い』を意識しながら読み、『問い』を意識しながら書く」という、すべての科目に共通する初年次教養教育を展開する。大学での学びは「聴く」ことや「読む」ことといった受動的な学びに、「問う」ことや「書く」ことといった能動的な学びが伴って初めて完結することを伝える。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>教養教育院ページ掲載)を確認すること。