時間割コード
Registration Code
0030086
科目名
Course Title
[遠隔]特別活動・総合的な学習の時間の指導法
担当教員
Instructor
久野 弘幸 ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅲ その他 その他
III Other Other
対象学年
Year
文・教・法・経・情2年


授業の目的及びねらい
Goals of the Course
学習指導要領における特別活動および総合的な学習の時間の目標や内容を理解した上で、特別活動においては、学校行事、ホームルーム活動、生徒会活動の取り組みの実際や、その評価方法について理解し、総合的な学習の時間については、指導計画の作成の際の留意点、実施する際に考慮するべき事項、その評価方法について理解する。さらに、地域社会や現代的諸課題を題材に取り上げて、受講者が実際の授業場面を想定して学習過程を開発し、発表することで単元開発の能力を身につける。
授業内容
Course Content / Plan
 本授業においては,前半の1/3の時間を特別活動に,後半の2/3の時間を総合的な学習に焦点化し,それぞれの領域の基本的事項について全般的に取り扱うものとする。それぞれに具体的な事例の分析を重視するとともに,総合的な学習にかかわる単元構想を共同で行う演習を予定している。
 講義については,原則として以下内容構成で実施する(予定)
1. 教育課程の全体像 ―H29年指導要領における「育成を目指す資質・能力」―
2. 特別活動の目標 ―特別活動は,なぜ必要なのか? 何を目指すのか?―
3. 特別活動の教育課程における位置付け(各教科等との関連を含む)
4. 特別活動の内容 ―ホームルーム活動,生徒会活動,学校行事の特質―
5. 特別活動の事例研究① ―特別活動の指導の在り方と評価・改善活動―
6. 特別活動の事例研究② ―話し合いの意義と家庭・地域との連携―
7. 総合的な学習の時間の意義と原理 ―総合的学習は,なぜ必要なのか? 資質能力の形成―
8. 新学習指導要領と総合的な学習の変遷 ―H29年版学習指導要領の構造と総合的な学習―
9. 総合的な学習の目標 ―第一の目標と各学校が定める目標・内容の構造―
10. 総合的な学習の指導計画の作成① ―年間指導計画の事例分析と作成の際の留意点―
11. 総合的な学習の指導計画の作成② ―単元・授業計画の事例分析と作成の際の留意点―
12. 総合的な学習の指導と評価① ―探究的な学習をどのように実現するか?―
13. 総合的な学習の指導と評価② ―生徒の学習状況の把握と評価活動の具体例―
14. 総合的な学習の授業開発① ―現代的諸課題を学習課題に設定する演習活動―
15. 総合的な学習の授業開発② ―探究的な学習方法を実施する演習活動―

集中講義の日程は、3月20日以降に教職課程ホームページに掲載されている
「令和5年度教職課程の手引」内の「令和5年度開講一覧」→●集中講義で実施する講義について
を確認してください。

教職課程ホームページ
https://web-honbu.jimu.nagoya-u.ac.jp/gakumu/gakumubu/karte/top.html
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
①授業における主体的参加(学びに向かう態度:30%)、
②授業における課題や問いに対する思考・判断・表現(40%)、
③レポート試験または最終試験(知識・技能:30%)
以上を基本に評価する。

WとFの判断基準:履修取り下げ制度を採用し,履修登録修正期間後,5月末までに所定の方法により届け出た者については「W」として扱う。それ以外はA+,A,B,C,C-,F(2020年度以降入学者)あるいはS・A・B・C・F(2019年度以前入学者)のいずれかの評価とする。
教科書
Textbook
・文部科学省・国立教育政策研究所(2018)『学級・学校文化を創る 特別活動【中学校 編】』東京書籍(ISBN978-4-487-80961-5)
・田村学著・「アクティブ・ラーニング」連絡協議会編(2020)『問い、対話、振り返りによる中学校の授業改革』小学館(ISBN978-4-09-105089-2)
参考書等
Reference Book
・文部科学省(2019)『高等学校学習指導要領解説 特別活動編』東京書籍
・文部科学省(2019)『高等学校学習指導要領解説 総合的な探究の時間編』学校図書
・文部科学省(2018)『中学校学習指導要領解説 特別活動編』東山書房
・文部科学省(2018)『中学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編』東山書房
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則として、オンデマンド型とリアルタイム(同時双方向)型を併用した遠隔授業で実施する。どちらの方法で実施するかは、1~2週間前に周知する