授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 『俳諧類船集』に見られる連想語彙のネットワークを解明することによって、過去の日本人の世界観を再構築することを究極の目的とする。同時にその注釈作業を通して、古典文学や芸能、説話など、関連する多彩な文献資料の調べ方や読み方、さらに民俗学的見地による語義の探り方を身に付ける。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The ultimate purpose of this course is to rebuild the view of the world of the Japanese in the past by solving the network of the association words in " Haikai Ruisensyu " . At the same time, through the notation work, participants should be able to master examining various literature, and exploring meaning of words by the standpoint of the folklore. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 調査の過程で古文献博捜の方法を習得し、語の本義を考える癖を身に付け、民俗に目を向けることの重要性をしみじみ知る人になる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 芭蕉よりも以前の古俳諧は、初めて俗語の世界を文字の上にすくい取ってくれた。そのような意味で、日本の文化史上、とてつもなく貴重な文献資料となっている。 1676年に編纂刊行された連想語辞書『俳諧類船集』は、古俳諧時代の、言葉の連想による連句の盛行を背景に編纂された。そのような言葉の連想の俳諧は間もなく終焉したため、同種の書物はその後編まれず、日本語にとってほとんど唯一の豊富な連想語の資料となっている。ところが、そこに見られる連想語彙の関係は、現代人には難解で、辞書を引いてもわからないものが多い。前人未注解の同書を演習形式で精読する。 座右の銘は「文献と民俗(実地)の彼方に真実が隠れている」。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 原則として(基本的に必ず)、前期・後期を通して受講すること。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | ①発表時の熱意と成果40%。②討論参加への熱意10%。③発表時に残された課題について小論文にまとめたレポート50%。60点以上を合格とする。 なお、期末試験を受験しなかった者は「欠席」とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 主要参考文献は数多い。初回授業時に説明する。あわせて近時めざましく改良された「国立国会図書館デジタルコレクション」を駆使する。すなわち参加者は事前に「個人向けデジタル化資料送信サービス」を使えるように登録しておくこと。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | ・雑知識について興味を深めるようにしたい。とりわけ重要なのは、〈葬送と出産〉、〈子どもと老人〉、〈さまざまな意味での境界〉、それから〈食〉に関する諸習俗。それらには普段から興味を持ち、年寄の話に耳を傾ける人、つまり正しい若者になってもらいたい。 ・期間中に最低一度は「日本初の古書ミュージアム」西尾市岩瀬文庫を見学し、日本の書物文化の重厚について体感しておくこと(詳細は岩瀬文庫ホームページ参照)。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用しない。期末試験を受験しなかった者は「欠席」とする。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり) コロナ感染状況にもよるが、基本的に対面とリモートのハイブリッド形式で行う。即ち対面で行いつつ、受講生はパソコンを持参する。原則としてリモートのみでの受講はできない。詳細はTACTで周知する。 |
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