授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | この授業では、イギリス小説の展開を概観しつつ、文学テクストの分析法の基礎を学ぶ。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Primary purposes of this course are: to provide students with an opportunity to read English novels with special attention to English society, culture and history, and help them acquire a sound theoretical knowledge in literature. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ①英文テクストの読解力を身につけ、②イギリスの社会・文化・歴史に対する理解力を涵養し、③小説テクストをナラトロジーや読者反応理論を用いながら分析できるようになることを到達目標とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本授業ではまず、19世紀・20世紀のイギリス小説を精緻に読むことで読解力を鍛えるとともに、階級制度を始めとするイギリス社会・文化・歴史に対する理解力を涵養する。ついで、1970年代以降の文学研究に流通するナラトロジーや読者反応理論などの方法論を併せて学んでゆく。最終的には、学んだ批評の枠組みを実際に使用しながら、小説テクストを分析する。
授業計画 第1回:19世紀:大規模小説流通システムの誕生 新聞雑誌と貸本屋の隆盛 第2回:ウィルキー・コリンズ:新聞編集者との戦い Wilkie Collins, The Law and the Lady (1875) 第3回:ジョージ・ムア:貸本屋との戦い George Moore, A Modern Lover (1883) 第4回:トマス・ハーディ(1) Thomas Hardy, 'Hearts Insurgent' (1894-95) 第5回:トマス・ハーディ(2) Thomas Hardy, Jude the Obscure (1895) 第6回:ディスカッション 第7回:レポート作成と合評会 第8回:20世紀:実験の世紀:物語のない物語 第9回:ヴァージニア・ウルフ:小説と意識の流れ Virginia Woolf, To the Lighthouse (1927) 第10回:カズオ・イシグロ:1人称の語り Kazuo Ishiguro, The Remains of the Day (1989) 第11回:カズオ・イシグロ:記憶の改竄 Kazuo Ishiguro, The Remains of the Day (1989) 第12回:ディスカッション 第13回:読者反応理論:The Remains of the Dayを観る なぜ小説の映像化は読者を常に裏切るか 第14回:レポート作成と合評会 第15回:総括及び授業(事後)アンケート |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 本授業は、春学期開講「英米文学研究入門a 」と連続しているため、当該科目の単位取得者のみが履修できる。英語文献を読むことを前提とした授業のため、あらかじめ文献を読んでくることが求められる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | レポート80%(40%x2)、授業中の口頭発表20% 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | プリントを使用する。TACTのリソースをチェックすること。 |
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参考書 Reference Book | | 参考資料は、適宜配布する。TACTのリソースをチェックすること。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:「履修取り下げ届」を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となるが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となる。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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