授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 「想起の文化」の諸相を知ることで、今日のドイツの文化・歴史・社会について理解する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course introduces concepts and theories relating to "collective memory" in contemporary cultural studies. It also deals with aspects of the "culture of memory" in Germany after the Nazi regime. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 「記憶」を中心概念とする、昨今の人文学における新しい研究動向を知り、現代社会の重要な問題領域の一つに、主体的に取り組むための基礎的知識を得る。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 冷戦終結から30年余りが過ぎた今日、「記憶」が、世界のさまざまな地域で猛威をふるっています。 なぜ、現代の社会・政治・文化において、「記憶」がこれほどの活況を呈しているのでしょうか。あるいは、社会・文化・政治の領域で「記憶」というとき、何が問題となっているのでしょうか。この講義では、今日のドイツの「想起の文化」に着目することで、この問いを考えていきます。 具体的には、ナチズム・第二次世界大戦・ホロコーストをテーマとする記念碑・ミュージアム・パブリックアートなどを取り上げます。これらの諸例を通じて、今日のドイツに生きる人々が、自国の負の過去を、どのように「記憶」しようとしているかを紹介します。また、日本の事例にも適宜触れる予定です。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への参加度(30%)と期末レポート(70%)によって総合的に評価します。 60点以上を合格とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | アライダ・アスマン『想起の文化:忘却から対話へ』安川晴基訳、岩波書店、2019年 その他、授業中に適宜紹介します。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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