授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本講義の目的は,フランス文学における広義の「戦争」の表象について考察すること。目標は文学と社会・歴史・芸術についての考察を深め,同時にフランス文学史についての知識を修得することにある。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The purpose of this lecture is to deepen the knowledge and understanding about the cultures of France (littérature, music, art, architecture). We also acquire basic knowledge about the history of French literature. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | フランス文学史とヨーロッパの歴史についての知識を深め,国際的かつ領域横断的なものの見方を習得する。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 広義の「戦争」(他国との戦争,革命や市民暴動,芸術に関する論争,社会問題との戦い,その他)に焦点をあて,19世紀から20世紀前半を中心とするフランス文学の諸作品を精読し,フランスの歴史,社会,政治,思想,芸術と文化について,多角的に概説する。 1. フランス革命を描いた作家たち。シャトーブリアン,ミシュレ,アナトール・フランスなど。 2. ナポレオンへの崇拝と批判。ヴィニー,ミュッセ,ユゴー,スタンダール,バルザックなど 3. 19世紀の市民暴動の描写。ユゴー,ウジェニー・スー,フローベール,バルザック,ゾラなど 4. 芸術と文学をめぐる闘争 ロマン主義誕生とユゴー『エルナニ』事件 5. 芸術と文学をめぐる闘争 ロマン主義絵画,印象派誕生をめぐる論争における文学者の役割 ゾラ,ボードレール,プルーストなど 4. 普仏戦争--戦場と銃後の描写の比較 ゾラ,モーパッサンなど 5. 2つの世界大戦--戦場と銃後の描写の比較 プルースト,クロード・シモン,セリーヌなど 6. レジスタンス運動と文学 7. ナチスムの隠喩としての疫病とそれに対峙する人間 カミュー,ジオノ 8. 第2時世界大戦後,あらたな価値観を目指す論争,市民運動の概要 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 平常点(口頭発表,授業最後に書く小レポート)50%+レポート試験50% 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回、次週に読むテクスト・資料を指示・配布するので、あらかじめ予習をすることが望ましい.予習に1時間半程度,復習(小レポート作成のための調査も含める)に30分〜1時間 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 4回以上欠席した場合はレポート最終試験の受験資格を失う。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-3)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向・オンデマンドの併用) |
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