授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 中国文学の韻文、散文を基本とする様々なジャンルについて理解を深め、多様な作品を鑑賞する力を養うことを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course aims to understand the variety of styles of Chinese classics and develop an ability to appreciate the works of the Chinese literature..
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 以下の5項目を到達目表とする。 ①中国の韻文の特徴を把握する。 ②中国の散文の特徴を把握する。 ③韻文の作品史を把握する。 ④散文の作品史を把握する。 ⑤様々な文体、様式の文学作品を鑑賞できる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 講義の内容は以下の通り。 第一回 中国文学の特徴について――中国文学簡史 第二回 中国の文章語の特徴について――簡潔さと節奏 第三回 韻文と散文――文学作品のスタイル 第三回 『詩経』(テキスト4-5頁)――民謡と朝廷音楽と祖先を祀る頌 第四回 『楚辞』(テキスト6-7頁)――「秋の文学」(愁いの文学の先駆) 第五回 『文選』(1)(テキスト22-23頁)――楽府と古詩 第六回 『文選』(2)(テキスト22-23頁)――賦と詠懐詩 第七回 陶淵明の文学(テキスト18-19頁)――飲酒の詩 第八回 『史記』の文学(1)(テキスト10-11頁)――ライバルの物語 第九回 『史記』の文学(2)(テキスト10-11頁)――仇討ちの物語 第十回 『世説新語』(テキスト16-17頁)――志人小説(名士たちの機知に富んだ逸話集) 第十一回 『捜神記』(テキスト14-15頁)――六朝志怪小説の誕生 第十二回 『列子』(テキスト20-21頁)――「不射之射」と中島敦の「名人伝」 第十三回 『荘子』(テキスト8-9頁)――寓話の文学 第十四回 神話と伝説(テキスト18-29頁)――天地開闢と人類創造(盤古と女媧) 第十五回 まとめ――最古の韻文、最古のアンソロジー、最古の紀伝体歴史書、最古の“小説”、最古づくしの役割は… |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 本講義は中国文学概論なので原則として漢文訓読はしないが、必要に応じて訓読を用いる場合もある。現代中国語の学習歴は必ずしも必要ではないが、講義において中国語で発音することがある。テキストは、文語体小説や口語体小説、近現代文学も含め、多彩な中国文学を紹介しているので、広く中国文学に興味のある受講者を歓迎する。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | ①中国の韻文の特徴を把握できたか、②中国の散文の特徴を把握できたか、③韻文の作品史を把握できたか、④散文の作品史を把握できたか、⑤授業で紹介した文学作品やテキストで紹介されている作品に興味を持てたかについて、授業におけるアンケートなどによって50%評価する。興味を持った作品についての期末レポートによって50%評価する。60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 武田雅哉、加部勇一郎、田村容子編著『シリーズ・世界の文学をひらく④ 中国文学をつまみ食い――『詩経』から三体まで――』ミネルヴァ書房、2022(田村加代子、『史記』を担当) 担当教員作成のプリントを併用。 |
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参考書 Reference Book | | テキストに詳細に明記されている。また、授業で随時紹介する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 予習として、テキストの指示された項目を読むこと。復習として、授業で取り上げた作品について考察や感想を提出すること(TACT「課題」を使用する予定)。講義で興味を持った作品やテキストの中で興味を持った作品を読むこと。以上を課外学習として課す。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり) 対面授業に不安のある人、対面授業を避けたい事情のある人は配慮しますので申し出てください。 また、対面を原則としますが、状況の変化により変更する可能性があります。変更する場合はTACTから周知します。 |
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