学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0122402
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
東洋史学
科目名 【日本語】
Course Title
東洋史概論Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Survey on Asian History II
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMAH2030J
担当教員 【日本語】
Instructor
林 謙一郎 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HAYASHI Kenichiro ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 2時限
Fall Wed 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2021年度入学まで
教職【教科】
Teacher's License
中一種・社会(○日本史及び外国史)、
高一種・地歴(○外国史)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
アジア史史料論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
アジアの歴史(主に前近代史)の研究・教育を始めるにあたって必要とされる基礎的知識、とくに概説書などで言及されることの少ない、研究に利用される一次史料の概要についてひととおりの知識を習得することをめざす。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to acquire the basic knowledge required for starting research and education of the history of Southeast Asia (mainly pre-modern history), especially the basic overview of primary historical sources used for research.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
アジアの歴史(特に東南アジア地区の歴史)を研究するのに必要とされる代表的な一次史料に関する情報を得る。特に漢籍資料に関しては、その伝統的な(かつ,現在に至るまで使われている)分類法である四部分類と、その基礎となる学問である目録学に関して学び、今後関連する史料を自力で調査・収集するのに必要な基礎知識を習得する。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本講義は大きく3つの部分に分かれる。
第1部 東南アジア史に関する中国史料の紹介。正史や実録などの一般的な中国史書から、宋代以降に著された「南海貿易」に関する専著まで,漢文で書かれた東南アジアに関する史料と、その利用価値に関する紹介を行う。
第2部 第1部で紹介した中国史料を十分に活用するためには、中国の書物に関する独特の学問である「目録学」の知識が不可欠である。この「目録学」の概略について簡単に解説する。
第3部 東南アジア史に関するその他の史料の紹介。15世紀以降のヨーロッパ語による史料、金石文(碑文など)、現地語(東南アジア言語)で書かれた年代記などの史料について、その概略を紹介する。

授業計画
第1回:東南アジアの地理・歴史の概略(東南アジアの地理的範囲・自然環境)
第2回:東南アジアに関する中国史料(1) 正史とその周辺
第3回:東南アジアに関する中国史料(2) 六朝(南朝)正史の諸夷伝・南蛮伝
第4回:東南アジアに関する中国史料(3) 唐宋以後の正史・正史以外の史書
第5回:中国史料の分類法 目録学概説(1)
第6回:中国史料の分類法 目録学概説(2)
第7回:東南アジアに関する中国史料(4) 宋代の南海史料
第8回:東南アジアに関する中国史料(5) 元代の南海史料
第9回:東南アジアに関する中国史料(6) 鄭和の遠征に関する史料
第10回:東南アジアに関する中国史料(7) 明清の南海史料・ベトナムの漢籍史料
第11回:漢籍以外の東南アジア史料 (1) 西欧語による史料
第12回:漢籍以外の東南アジア史料 (2) 金石文
第13回:漢籍以外の東南アジア史料 (3) 現地語史料(王朝年代記など)(1)
第14回:漢籍以外の東南アジア史料 (3) 現地語史料(王朝年代記など)(2)
第15回:まとめと評価
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
アジア史の研究に関心があること。東洋史学専門の学生は、希望する研究分野にかかわらず必修。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
出席は取らないが,「課外学習等」の欄に書いたように、授業後に出題される小テストに回答することによって受講の確認を行うこととする。
成績評価は小テストの成績合計(20点満点)および期末試験(レポート試験,80点満点)を合計し,60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
担当教員が作成したスライド・配布資料を毎回TACT(TACT)の授業サイトに掲載する。
参考書
Reference Book
『岩波講座 東南アジア史』岩波書店,2001〜3年(特に別巻の「東南アジア史研究案内」)。
個々の史料に関する参考書・資料は授業時に適宜紹介する。
この講義は史料の紹介に特化しており、東南アジア史の「概説」的な内容の説明は必要最小限しか行わないので、適当な概説書(授業中に紹介する)を読むか、東洋史学専門で別途開講されている「東南アジア史概説」をあわせて受講するなどして補う必要がある。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義の2日前までにTACT(TACT)の授業サイトにスライド・配付資料を掲載するので、あらかじめそれらに目を通したうえで授業に参加すること。内容に関する質問を,授業の前日までに提出してくれれば,できる限り授業中に回答する(質問の提出は授業後でももちろん構わない)。
授業後,不定期で小テストを授業サイトに出題するので(5〜6回の予定),学習内容の定着に役立ててほしい。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり)
詳細はTACT(TACT)の授業サイトで告知します。