学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0122523
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
西洋史学
科目名 【日本語】
Course Title
西洋史演習Ⅰb
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Western History I b
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMOH3024B
担当教員 【日本語】
Instructor
周藤 芳幸 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SUTO Yoshiyuki ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 2時限
Fall Fri 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
古代地中海世界と文化的記憶


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
古代ギリシア・ローマ世界の文化的記憶に関する論文集を読み、人間への洞察力を涵養します。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The primary aim of this course is to make an overview of the study of cultural memory in the ancient Mediterranean World.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
この演習を履修することにより、わが国における古代ギリシア・ローマ世界に関する研究の現状を把握し、西洋史での専門の研究を深めるための基礎的な能力を身に付けることができます。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
周藤芳幸[編]『古代地中海世界と文化的記憶』山川出版社2022を分担して読むことで、古代ギリシア・ローマ世界の歴史をめぐる近年の論点について学びます。

1. イントロダクション 文化的記憶とは何か
2. 第1章 ギザのスフィンクスの文化的記憶
3. 第2章 古代エジプト王朝時代における「あるべき過去」とその媒体
4. 第3章 ある古代エジプト王像に彫られた文様の記憶
5. 第4章 ローマ期エジプトの地方神殿と図書館
6. 第6章 僭主殺害者像とアテナイ民主政の文化的記憶
7. 第7章 前6世紀と前5世紀のアテナイ芸術における女性、子ども、老人の聖域避難の図像
8. 第8章 古典期アテナイにおける喧噪の記憶とその共有
9. 第9章 記憶の継承の場としてのエフェベイア
10. 第10章 「過去」を操るマケドニア王たち
11. 第11章 他者が語るフェニキア人とその記憶
12. 第12章 キケロの書簡にみるアテナイの哲学学校と古代ローマの別荘
13. 第13章 ローマ帝国における皇帝イメージの検閲・伝達・記憶
14. 第14章 塗り重ねられるギルドー「反乱」の記憶
15. 第15章 アインジーデルン碑文集成と中世における古代ローマ碑文の記憶
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は課しません。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
担当した章の報告の内容(40%)、授業への取り組み(30%)、期末レポート(30%)を総合的に判断し、100点満点で60点以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
周藤芳幸[編]『古代地中海世界と文化的記憶』山川出版社2022
参考書
Reference Book
授業中に指示します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
担当した章については、註も含めて精読した上で、内容をレジュメにまとめてください。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)