授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 古代ギリシア・ローマ世界の文化的記憶に関する論文集を読み、人間への洞察力を涵養します。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The primary aim of this course is to make an overview of the study of cultural memory in the ancient Mediterranean World. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | この演習を履修することにより、わが国における古代ギリシア・ローマ世界に関する研究の現状を把握し、西洋史での専門の研究を深めるための基礎的な能力を身に付けることができます。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 周藤芳幸[編]『古代地中海世界と文化的記憶』山川出版社2022を分担して読むことで、古代ギリシア・ローマ世界の歴史をめぐる近年の論点について学びます。
1. イントロダクション 文化的記憶とは何か 2. 第1章 ギザのスフィンクスの文化的記憶 3. 第2章 古代エジプト王朝時代における「あるべき過去」とその媒体 4. 第3章 ある古代エジプト王像に彫られた文様の記憶 5. 第4章 ローマ期エジプトの地方神殿と図書館 6. 第6章 僭主殺害者像とアテナイ民主政の文化的記憶 7. 第7章 前6世紀と前5世紀のアテナイ芸術における女性、子ども、老人の聖域避難の図像 8. 第8章 古典期アテナイにおける喧噪の記憶とその共有 9. 第9章 記憶の継承の場としてのエフェベイア 10. 第10章 「過去」を操るマケドニア王たち 11. 第11章 他者が語るフェニキア人とその記憶 12. 第12章 キケロの書簡にみるアテナイの哲学学校と古代ローマの別荘 13. 第13章 ローマ帝国における皇帝イメージの検閲・伝達・記憶 14. 第14章 塗り重ねられるギルドー「反乱」の記憶 15. 第15章 アインジーデルン碑文集成と中世における古代ローマ碑文の記憶 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 担当した章の報告の内容(40%)、授業への取り組み(30%)、期末レポート(30%)を総合的に判断し、100点満点で60点以上を合格とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 周藤芳幸[編]『古代地中海世界と文化的記憶』山川出版社2022 |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 担当した章については、註も含めて精読した上で、内容をレジュメにまとめてください。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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