学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0123104
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
地理学
科目名 【日本語】
Course Title
地理学概論Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Survey on Geography II
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMGE2014J
担当教員 【日本語】
Instructor
鈴木 康弘 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SUZUKI Yasuhiro ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 4時限
Spring Mon 4
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2021年度入学まで
教職【教科】
Teacher's License
中一種・社会(◎地理学)、
高一種・地歴(◎人文地理学及び自然地理学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
自然地理学概論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
自然地理学の見方・考え方およびその体系を学ぶとともに、自然地理学的視点から防災・減災を考える。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course introduces the viewpoints and ideas of physical geography, and gives hints for considering disaster prevention and mitigation from the viewpoint of physical geography. The goals of this class are as follows. (1) Understand what a physical geography perspective is, (2) Understand disaster prevention and mitigation as one of the points of contact between physical geography and society, and (3) Understand the importance of a bird's-eye view of physical geography. To prepare for a disaster, it is necessary to change the paradigm of society, and this class also considers new concepts such as resilience.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
本授業の到達目標は以下の通り。①自然地理学的視点とは何かを理解できる、②自然地理学と社会との接点のひとつとして防災・減災を捉えられる、③自然地理学の俯瞰的な見方の重要性を理解できる。災害へ備えるには社会のパラダイム変換が必要であり、レジリエンス(柔軟な対応力)など新たな概念も考慮する。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.イントロダクション-自然地理学の視点
2.日本の風土の特殊性と自然災害の課題
3.世界の地形の多様性-大地形と変動帯-
4.山地形成論-山はなぜ高くなるか-
5.変動する大地-海岸地形からわかること-
6.地震の地理学-地震はどこでなぜ起こるか-
7.世界の気候、植生、土、水の多様性(1):大気大循環
8.世界の気候、植生、土、水の多様性(2):季節変化
9.東日本大震災のインパクト
10.阪神・淡路大震災と熊本地震
11.西日本豪雨・東日本台風が提起した課題
12.レジリエンスとサステイナビリティ
13.活断層大地震に備える
14.ハザードマップの現状と課題
15.防災と社会:原発と活断層
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への積極的な取り組み30%、試験70%。
総点で評価し、100点満点中60点以上を合格とする。
試験については、授業で扱った内容について正しく理解していることを合格の基準とする。
教科書・テキスト
Textbook
教授者が近年執筆した書籍の内容を適宜紹介する。
参考書
Reference Book
「活断層大地震に備える」鈴木康弘著 ちくま新書 2001
「原発と活断層」(岩波科学ライブラリー)鈴木康弘著 岩波書店 2013
「防災・減災につなげるハザードマップ」鈴木康弘編著 岩波書店 2015
「レジリエンスと地域創成」林 良嗣・鈴木康弘編著 明石書店 2015
「草原と都市-変わりゆくモンゴル」石井・鈴木・稲村編著 風媒社 2015
「『地理総合』ではじまる地理教育-持続可能な社会づくりを目指して-」碓井照子編 古今書院 2018
「ボスフォラスを越えて-激動のバルカン・トルコ地理紀行」鈴木康弘著 風媒社 2021
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
各回の授業内容の復習をおこなうこと。
また、興味をもったテーマについて、積極的に自己学習をおこない、とくに紹介する教科書や参考書を読んで考えること。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
(自然)
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)。ただし今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はTACTで周知する。