授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 1.ガンダーラ美術を形成する歴史的なバックグラウンドを理解することができる。 2.ガンダーラの近年の考古学的な成果を知ることができる。 3.ガンダーラ美術の東西地域への影響について知ることができる。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course introduces Gandharan Buddhist art in Pakistan. Through this course, students will be able to consider and undersatnd - Gandharan art under Indo-Greek and Kushan Dynasty as historical backgrounds -results of recent archaeological excavations in Gandhara - influences of Gandharan Art and its expansion to weastern and eastern area |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 1.仏教美術の基本的な知識を習得する。 2.ガンダーラの地理・歴史的な背景とその世界史的な意義について理解する。 3.授業で学んだ知識、方法を使って他の作品を分析、解釈できるようになる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | ヒンドゥークシュ山脈の南北(アフガニスタン)、及びインド西北部(パキスタン)にまたがる領域は古くから「ガンダーラ」と呼ばれる地域であり、異民族の侵入と東西文化交流の舞台となった。本講義では、ガンダーラ美術の歴史的背景となる月氏、クシャン王朝の動向に注目しつつ、近年の考古学的発見や発掘の成果を取り入れ、ガンダーラの美術史的流れと歴史、及びその世界観について学ぶことを目的とする。 第1回 イントロダクション ガンダーラとは 第2回 地理的な広がりと研究史 第3回 バクトリア王国 アイ・ハヌム遺跡 第4回 インド・ギリシア人の足跡 第5回 サカ・パルティア時代 シルカップ遺跡 第6回 クシャン王朝の勃興 第7回 ガンダーラ美術の発生と年代に関する諸説 第8回 仏教寺院の変遷(1) 第9回 仏教寺院の変遷(2) 第10回 ガンダーラの仏伝美術(1) 第11回 ガンダーラの仏伝美術(2) 第12回 ガンダーラ仏教美術の東方拡大 第13回 ガンダーラ仏教文化圏の仏教美術(1) バクトリア 第14回 ガンダーラ仏教文化圏の仏教美術(2 )アフガニスタン 第15回 まとめ |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 講義中に行われる質疑応答、ディスカッションへの取り組みとレポート課題試験の結果を合わせて総合的に評価する。60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 1Foucher, A.,L’art gréco-bouddhique du Gandhåra, 2 vols.,Paris, 1905-51. Van Lohuizen-de Leeuw, J. E., The Scythian Period, Leiden, 1949. Marshall, J., Taxila, 3 vols., Cambridge, 1951. Ingholt, L. I., Lyons, Gandharan Art in Pakistan, New York, 1957. 高田修『仏像の起源』岩波書店、1967年。 高田修『仏像の誕生』岩波新書、1987年。 桑山正進編『ヒンドゥーークシュ南北の古代美術』〈世界の美術〉85朝日新聞社1979年 『パキスタン・ガンダーラ美術展』西武美術館、1984年。 栗田功『ガンダーラ美術』I 仏伝、II仏陀の世界、二玄社、1988~90年。 田辺勝美『ガンダーラから正倉院へ』同朋舎出版、1988年。 宮治昭『涅槃と弥勒の図像学』吉川弘文館、1992. 宮治昭『ガンダーラ 仏の不思議』<選書メチエ> 1996年。 田辺勝美『仏像の起源に学ぶ性と死』柳原出版、2006. 小谷仲男『大月氏: 中央アジアに謎の民族を尋ねて〔新装版〕(東方選書38)、2018. 『世界美術大全集 東洋編 15 中央アジア』小学館、1999 前田耕作『ヘレニズムと仏教』 (NHKスペシャル文明の道)、2003. 『大乗仏典 中国・日本9 大唐西域記』中央公論社、1987年。 内記理『ガンダーラ彫刻と仏教』京都大学出版会、2016。 桑山正進『ヒンドゥークシュ南北歴史考古学樷攷 I 』臨川書店、2022。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回授業に合わせて、資料を配布するので事前に熟読しておくこと。自身の発表の際にはレジュメを作成すること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | ※履修登録後に授業形態に変更がある場合には、TACTの授業サイトで案内しますので必ず確認してください。 ※授業での使用ツールや遠隔授業(オンデマンド型)の場合の教員への質問方法・学生同士の意見交換の方法等についてもTACTの授業サイトで案内します。 】 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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