学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0160406
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
共通選択科目
科目名 【日本語】
Course Title
書道Ⅱ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Japanese Calligraphy II(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCC3116J
担当教員 【日本語】
Instructor
大池 茂樹 ○
担当教員 【英語】
Instructor
OIKE Shigeki ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 3時限
Spring Tue 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・国語(○書道)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
書論


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
書道の芸術を理解するにあたっては、書を表現鑑賞するための知識や理論が必要である。学書の法、運筆の法、書の論評、書家論、文字論などの書論を理解し、実技に役立てることを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course is the theory of Calligraphy.
The aim of this course is to help students acquire the necessary knowledge of Calligraphy.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・書の理論や歴史を理解・考察し、説明することができる。
・中国及び日本の書の文化と精神に対する理解を深め、芸術鑑賞に役立てることができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
昨期に続き、中国清代の朱履貞『書学捷要』を読む。訓読、用語用字解説、内容の発表と討論、考察を主体とする。書道の専門用語、歴史、書家などを調べながら、疑問点、問題点を見つけ、理論的に考究していく。

1.書論とは、中国清時代の書道、朱履貞『書学捷要』について、帖学と碑学、法帖、碑拓本について
2.漢時代の八分書1 隷書の用筆
3.漢時代の八分書2 碑の剥蝕
4.隷書の石刻1 曹全碑
5.隷書の石刻2 風格
6.書の六つの要訣1 気質、天資
7.書の六つの要訣2 得法、臨摹
8.書の六つの要訣3 用功
9.書の六つの要訣4 識鑑
10.書の六つの要訣5 万巻の読書
11.筆と紙1 紙筆の精佳
12.筆と紙2 兎毫
13.筆と紙3 白蠟紙
14.造筆の法
15.まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
本時では書道実技は行わないが、できるだけ実技(4限目)と併用してほしい。

This course will be taught in Japanese.
It is useful for calligraphy.
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
定期試験は実施しない。
100点満点中60点以上を合格とする(発表50% 発言・発問20% 毎時間の論述30%)。
発表は、レジュメの体裁と内容、プレゼンテーション能力を評価する。発言発問は自発的積極的に行ってほしい。論述は、テーマとなった内容を短時間で考察し、的確にまとめる力、自宅学習も含めた問題発見・解決能力を評価する。

Grading will be based on the following process:
・presentation (50%)
・discussion (20%)
・essay (30%)
・no final exam
教科書・テキスト
Textbook
プリント配布。その他、必要な図版資料等はTACTに格納するとともにスクリーンに投影する。
参考書
Reference Book
『書学捷要』の解説書としては、『中国書論大系』14(二玄社) 『図説書法論』6(西東書房) 『書論双書』4(日本習字普及協会)など
辞典類は、『中国書道文化辞典』(柳原出版) 『中国書道辞典』(木耳社) 『日本書道辞典』(二玄社) 『書道基本用語詞典』(中教出版) 『書道名言辞典』(東京書籍) 『書道故事成語辞典』(大修館書店)など
全集類は、『書道全集』(平凡社) 『中国書道全集』(平凡社) 『ヴィジュアル書芸術全集』(雄山閣) 『書道芸術』(中央公論社)など
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
輪読部分の予習復習はもちろんであるが、漢字の書体、字源などの文字文化、能書、名品名跡など、中国および日本の書道の歴史や文化についても幅広く知識として身につけてほしい。
予習復習時間は、週あたり4時間程度をめやすとする。

The students are expected to read the text for about 4 hours per 1 lesson at home.
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用しない
出席日数が不足し、なおかつ発表が合格基準を満たさなかった場合は「F(不合格)」とする。
※「欠席」と「F(不合格)」については、担当教員が定めた基準によります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)