学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0160604
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学P,東洋文献学P,特別C一般・個別言語学
科目名 【日本語】
Course Title
日本語学概論Ⅱb(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Survey on Japanese Linguistics IIb(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJL2104J
担当教員 【日本語】
Instructor
宮地 朝子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
MIYACHI Asako ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 3時限
Fall Mon 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・国語、高一種・国語(○国語学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
「日本語」を研究対象とする日本語学の方法論、諸領域について学び、観察・分析のケーススタディに触れる。観察・分析の視点を幅広く得ることによって、無意識の現象としての日本語の問題を発見する力、意識化する力を身につける。「国語」という科目を教授していく上で必要な一般的知識を修得することを目指す。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aims of this course are
(1) To gain a basic linguistic knowledge of Japanese language.
(2) To learn to analyze actual data and make meaningful observations and discoveries.
(3) To discover the joy of researching Japanese language.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・日本語学の基本的な概念と諸領域について概要を理解し、説明する力を身につける。
・実生活の中で日本語の諸現象を相対的に観察し、日本語学の知見を参照しながら考察できる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
「日本語学」という学問分野のアウトラインを紹介した後、できるだけ具体的・かつ身近で不思議な日本語の諸現象をとりあげながら、観察・分析していく。その観察・分析を通して、音韻・形態・統語・意味の各論から談話の理論・語用論などに渡る諸分野・方法論を紹介する。
 特に、現代日本語の実際の運用のなかに見られる新たな語法・句法(語構成、複文現象)、意味解釈の多様性や動態に着目し、歴史的経緯やと文法(規則)の関係の中で日本語の諸現象を観察する視点を養う。受講生自らの問題発見を促していく。

【授業計画】
第1回 イントロダクション(1)日本語のしくみ―「文法」に気づく
第2回 イントロダクション(2)日本語学の背景:
   伝統的国語学と現代日本語学・言語学―言語学史と多様な言語観―
第3回 日本語学の諸分野(1)音声学・音韻論
第4回 日本語学の諸分野(2)形態論:活用と派生(品詞)
第5回 日本語学の諸分野(3)形態論:複合と語形成
第6回 日本語学の諸分野(4)統語論:語順と類型
第7回 日本語学の諸分野(5)統語論:文の骨組(項構造)
第8回 日本語学の諸分野(6)統語論:文法範疇(述語の構造)
第9回 日本語学の諸分野(7)統語論:命題とモダリティ
第10回 日本語学の諸分野(8)統語論:ヴォイス
第11回 日本語学の諸分野(9)統語論:テンス・アスペクト
第12回 日本語学の諸分野(10)統語論:複文構造(接続助詞・接続詞)
第13回 日本語学の諸分野(11)意味論・語用論:名詞の意味と文法
第14回 日本語学の諸分野(12)日本語の多様性と変化
第15回 まとめ

*各回の内容については、受講生の状況、他の講義の開講状況等により変更する場合がある。
 第1回のガイダンスにて詳しい説明を行う。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要しない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
平常点40%(参加の積極性(質問・コメント等を含む)10%・小課題30%)および期末のレポート課題(60%)による。
なお、小課題については、授業時間内にできるだけ講評の機会を設ける。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
適宜プリント等を配布する。
参考書
Reference Book
『国語教師が知っておきたい日本語音声・音声言語』山田敏弘、くろしお出版、2007
『国語教師が知っておきたい日本語文法』山田敏弘、くろしお出版、2004
『私たちの日本語研究』定延利之編、朝倉出版、2015
『私たちの日本語』定延利之編、朝倉出版、2012
『ココが面白い!日本語学』岡﨑友子・堤良一・松丸真大・岩田美穂編、ココ出版、2017
『ふしぎ発見!日本語文法。』三弥井書店(名古屋大学日本語研究会GA6/石川美紀子・勝又隆・加藤良徳・北村雅則・駒走昭二・宮地朝子)、2001
※ その他、授業時に随時提示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業前)参考図書の予習、小課題への取り組み、コメントペーパーの提出
授業後)コメントペーパーの提出、参考図書の復習、小課題への取り組み・発展的課題の追究

※小課題やコメントペーパーの提出方法、必要回数などは初回に指示する。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。
※『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)