授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 紀元前6世紀から紀元後6世紀頃の古代ギリシアとローマにおいて展開した哲学思想を概観し、そこでの代表的な哲学者のテキストとその思想を学ぶことを目的とします。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course surverys ancient Greek and Roman philosophy for students to learn the main philosophical texts and thoughts there. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・西洋古代哲学において登場する主要な問題と概念および代表的な論証を正確に理解し明晰に説明することができる。 ・西洋古代の哲学者達の一次文献(原語および翻訳)を分析的に読み、言葉の細かいニュアンスの違いにも注意しながら、その説得性について客観的かつ論理的に評価することができる。 ・関連する重要な二次文献(主に英語と日本語)の議論を正確に理解し、批判的に検討することができる。 ・現代とは大きく異なる、西洋古代における哲学方法・表現の多様さに十分な理解を持っている。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | この授業では、春学期の授業に続き、西洋古代哲学におけるそれぞれのトピックについて代表的な哲学者および問題を取り上げ詳しく考察する仕方で進めます。各哲学者間の思想の特徴だけでなく、さらに、現代哲学における議論との比較を容易にすることがその狙いです。事前に配布するテクストの読解をベースに講義を行いますので、必ず資料に目を通した上で出席して下さい。授業で用いた資料の分析は、定期テストでも課されます。
(授業の進度によって多少内容が変更になる可能性があります。)
第1回~第4回:西洋古代の存在論 ・パルメニデスの二世界論 ・プラトンのイデア論 ・アリストテレスのカテゴリー論 ・アリストテレスの形而上学 第5回~第7回:西洋古代の魂論 ・プラトンの魂不滅論と三区分説 ・アリストテレスの魂論 ・ヘレニズム時代における心の哲学 第8回~第11回:西洋古代の倫理学 ・原子論と倫理学 ・プラトンの正義論 ・アリストテレスの徳倫理学 ・エピクロスの快楽論とストア派の倫理学 第12回~第14回:西洋古代の神学 ・プラトンの神真似びの思想 ・アリストテレスの不動の動者 ・ヘレニズム時代における神概念 第15回:まとめと評価 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 古典ギリシア語とラテン語の知識があることと「西洋哲学史講義I」を受講していることが望ましいですが、どちらも必須ではありません。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 平常点を40%、定期試験の結果を60%として評価し、100点満点中60点以上を合格とします。 平常点は、毎回の授業内容の理解度を試すリアクション・ペーパーに基づいて評価します。 定期試験は、授業で扱った問題やテキストについての理解度と分析力を試す論述問題を出題します。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 毎回の授業で用いる講義スライドおよび一次資料を載せたプリントを配布します。 |
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参考書 Reference Book | | 伊藤邦武、山内志朗、中島隆博、納富信留(編)『世界哲学史1、2』、ちくま新書 内山勝利(編)『哲学の歴史〈第1巻〉哲学誕生、〈第2巻〉帝国と賢者』、中央公論新社 クリストファー・シールズ『古代哲学入門―分析的アプローチから』文景楠、松浦和也、宮崎文典、三浦太一、川本愛(訳)、勁草書房 その他のより詳しい参考文献は、適宜授業中に紹介します。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回の授業で扱う文献を指定しますので、必ず予習として精読してくるようにしてください。 また、毎回の授業内容をまとめるなど復習も行ってください。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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