授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本演習では、ウィトルウィウスの『建築書』を第一巻から読み進める。科学・技術書として知られる本書は、日本での研究書籍は少なく、その全容について分析したものは殆どない。そのため、まずは英語で書かれた研究書を読み、その後に、実際にラテン語本文を読んで議論をすすめる。本演習を通して、古代ローマ時代に書かれた科学・技術書に関する理解を深めるのが本授業の目的である。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This seminar focuses on the scientific and technological work written by Vitruvius. We will first read scholarly treatises on Vitruvius' De Architectura in English, then read De Architectura in Latin. During the seminar, we will translate the text but shall discuss the reasons why De Architectura was accepted widely even after the collapse of the Roman Empire. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 古代ローマ世界における科学技術書の様相について学び、その他の西洋古典文学とのかかわりについて検討する。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | ・Vitruvius De Architecturaを既に刊行されている注釈書を用いながら読む。使用する注釈書は、参考書に挙げている日本語・イタリア語・フランス語のものを用いる。特にイタリア語とフランス語で書かれた注釈書には、詳細な議論が見られるためこれらを参考にする。
1. ガイダンス -前期に読んだテクストや史料についての復習
2-15. Vitruvius, De Architecturaの読解(春季に読んだ箇所以降)と議論 |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | ラテン語中級を履修したか、それと同等以上の読解能力があることが望ましいが、履修中でもかまわない。 使用するコメンタリは英語・フランス語・イタリア語で書かれているため、これらの言語の読解力も必要とされる(最低限英語は読めること)。 |
|
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への参加(6割)ならびに、試験ないしレポート(4割)によって評価する。変更がある場合には、授業の初回に評価方法について説明する。60点以上を合格とする。 |
|
|
教科書・テキスト Textbook | | Granger, F. (1934) Vitruvius: on Architecture Books 1-5 (Loeb, Harvard University Press). Granger, F. (1934) Vitruvius: on Architecture Books 6-10 (Loeb, Harvard University Press). を用いるが、購入する必要はない。 |
|
|
参考書 Reference Book | | ウィトルーウィウス、『ウィトルーウィウス建築書(森田慶一訳)東海大学出版会、1979年。 Fleury, P. (2003-) Vitruve, De l'architecture, Livre 1-10 (Les Belles Lettres). Gros, P. (1997)Vitruvio De Architectura I&II (Einaudi). |
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 各自、週ごとに課されるリーディング・マテリアルを読み、翻訳・議論ができる状態で授業に挑むこと。 |
|
|
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
|
備考 Others | | 新型コロナウィルス感染症拡大や、教員の学務ゆえやむを得ず遠隔にすることもありますが、基本的には対面開講です。 |
|
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-3)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向・オンデマンドの併用) |
|
|