授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | インド新論理学派の理論体系を学ぶことで、インド哲学の特質の一端を精緻に捉えるとともに、欧米哲学や自己の思想と比較対照して、自らの思想を深める。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course aims at learning basic ideas and theories of the School of New Logic (Navya-nyāya). . |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | インド新論理学派の基礎概念と理論を理解し、それらのターミノロジーを用いて世界と自己を分析できるようにする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | インド哲学にはさまざまな学派(学派という呼称は必ずしも適切でなく、理論体系、システムといった方がよい)があるが、新論理学派 Navya-nyāya は特に普及し、現在でもパンディットの世界では大きな支持を得ている学派である。それは独自の世界観、認識論、論理学、言語理論を四本の柱とする強固な理論体系をもち、ゆるふわなインド哲学のイメージとうらはらに、容赦なく厳密な哲学を展開する。その厳密さは、彼らが開発した奇妙な形式言語により実現され、その探求方法はしばしばインドの分析哲学などとも言われる。独学はきわめて困難であり、この授業は新論理学を学習する希有な機会となるだろう。 基本的に新論理学派の入門書『ニヤーヤ・シッダーンタ・ムクターヴァリー』(16世紀)の流れに従って、日本語でその理論を説明する。扱う主なトピックは次の通りである。 1.世界の構造と構成要素 2.認識論 3.知覚論 4.論理学(推理論と誤謬論) 5.言語認識論 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 特に指定しない。サンスクリット語やインド哲学の基礎知識は不要である。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業中の小テスト50%、期末レポートまたは期末試験50%。得点60%以上で合格。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 復習をして理解を確認し、わからないところはTACT等で質問すること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。期末試験の欠席、または期末レポートの不提出で履修を取り下げたものとみなします。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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