授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 龍樹(ナーガールジュナ)著『廻諍論(Vigrahavyāvartanī)』は、大乗仏教の中観思想の立場から、他派を批判した論書である。そのため、中観思想だけでなく、当時の仏教思想やインド思想を理解する上でも重要なテキストの一つとされる。本授業では、『廻諍論(Vigrahavyāvartanī)』のサンスクリット原典を講読しながら難解な術語の解説を行い、受講者が仏教思想について理解することを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is help to students get the knowledge of Buddhist thought by reading the Vigrahavyāvartanī. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 受講生が、辞書や文法書を使用しながら、サンスクリット原典を読むことができ、さらに、仏教思想を理解することができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 第1回 インド仏教史概説 第2回 大乗仏教とナーガールジュナ 第3回 参考文献紹介と辞書の使用法 第4回-第14回 『廻諍論』の講読と術語の解説 第15回 全体総括 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業内の現代語訳と術語の説明に応じて評価(60%)、サンスクリット文法の解説をともなうテキストの現代語訳の評価(40%)の総合評価で60点以上を合格とする。 なお、レポートを提出しない場合には、履修取り下げとみなし「欠席」評価。 |
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教科書・テキスト Textbook | | Bhattacharya, Kamaleswar, The Dialectical Method of Nāgārjuna (Vigrahavyāvartanī), Delhi: Motilal Banarsidass, 1978. |
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参考書 Reference Book | | 梶山雄一、瓜生津隆真訳、『大乗仏典14 龍樹論集』中央公論新社、2004年。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 準備学習として、最低3時間は、各回の授業で扱う個所を予習する。(サンスクリットテキストの現代語訳を行うとともに、難解な術語を調べる) 事後学習として、授業内容を復習して術語については理解を深めながら、レポートの準備をする。(1時間程度) |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | レポートを提出しない場合には、履修取り下げとみなし「欠席」評価。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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