授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 初期ネーデルラント美術に対する基礎知識を習得するとともに、中世末期・近世初期西欧における国際色豊かな芸術的・文化的交流に理解を深めることを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course aims to obtain knowledge on early Netherlandish art and to learn on artistic and cultural exchange in late medieval and early modern Europe. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 初期ネーデルラント美術に対する基礎知識を習得すると同時に、中世末期・近世初期西欧における、国際色豊かな芸術的・文化的交流に理解を深めることを目的とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 現代において、「芸術」作品は概して美術館などで「鑑賞」する対象として存在している。しかし、近代美学が成立する以前、今日私たちが言うところの「芸術」や「美」といった概念は、宗教・文化・社会など、その当時の生活を取り巻く様々な概念と連関し多様な諸相を帯びていた。本講義では、特に中世末期のアルプス以北における芸術及び芸術家を取り上げ、「芸術」作品を考察する方法や視点を育んでいく。15・16世紀前半の西欧では、イタリア・フィレンツェでルネサンス美術が開花した一方で、精緻な自然主義と洗練された仕上げを特徴とする美術が、アルプス以北のネーデルラント(現在のベルギー・オランダ)を中心に開花した。北方ルネサンスを代表するこの初期ネーデルラント美術は、宮廷や都市に雇用された画家達によって開拓された。一方で彼らは、国際商業取引のために同地を訪れた外国人富裕層の注文も受け、一部の者は国外へと赴き作品を制作した。本講義を通して、初期ネーデルラント美術を代表する芸術家を複数取り上げつつ、彼らの作品を取り巻く「モノ」と「ヒト」のネットワークを繙いていく。
【授業計画】 1) 美術史研究の方法論:初期ネーデルラント美術概説 2) ヤン・ファン・エイク 3) ロベルト・カンピン 4) ロヒール・ファン・デル・ウェイデン 5) ペトルス・クリストゥス 6) ハンス・メムリンク 7) ディルク・バウツ 8) ヒューホー・ファン・デル・フース 9) ヘラルト・ダフィット 10) ヒエロニムス・ボス 11) ピーテル・ブリューゲル 12) 初期ネーデルラント美術の伝播 13) イタリア美術との接触 14) 聖像破壊運動 15)総括 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 期末レポート60%、平常点・コメントペーパー40% |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 事前にTACT上で配布する講義資料に目を通し、用語や疑問点を確認しておく。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 有。:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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