学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0162211
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
歴史文化学P
科目名 【日本語】
Course Title
考古学演習Ⅰb(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Archaeology Ib(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMAR3111J
担当教員 【日本語】
Instructor
井上 隼多 ○
担当教員 【英語】
Instructor
INOUE Hayata ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 木曜日 3時限
Fall Thu 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
日本考古学の古典に親しもう


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本授業では、考古学における古典的文献の輪読を通して、考古学の伝統的な方法論と思考法を深めることを目的とする。また、難解な表現が多い古典的文献の読み方を身に着けることも目指す。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims to deepen the traditional methodology and ways of thinking in archaeology through the circular reading of classical literature in archaeology. It also aims to equip students with the skills to read classical literature, which is often difficult to understand.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
日本考古学における伝統的な方法論の理解を到達目標とする。あわせて、戦前に刊行された日本考古学の文献を、当時の考古学が置かれていた状況や、社会的背景を意識しつつ読み進める技術の獲得も目指す。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業は日本考古学における古典的文献を、輪読形式で読み進めることによって行う。受講者には輪読において担当する章を割り当て、内容をレジュメにまとめて発表し、発表終了後に他の受講者も交えながら章に記されていた内容についての議論を行ってもらう。使用する文献は、浜田耕作の『通論考古学』(1922)を予定しているが、受講者からの要望によっては他の文献を扱うことも検討する。                                                                           第1回:オリエンテーション(講義内容の説明)                                        第2回:文献の読み方・まとめ方の説明および輪読発表の順番決定                                    第3回:第1編「序論」 第1章「考古学とは何ぞや」                                            第4回:第1編「序論」 第2章「考古学の範囲及び目的」                                       第5回:第1編「序論」 第3章「考古学と他学科との関係」                                      第6回:第2編「資料」 第1章「考古学的資料の性質」~第2章「考古学的資料の所在と蒐集」                 第7回:第2編「資料」 第3章「遺物と其の種類」~第4章「遺跡と其の種類」                           第8回:第3編「調査」 第1章「考古学的発掘」~第2章「発掘の方法」                               第9回:第3編「調査」 第3章「調査の方法(一)」~第4章「調査の方法(二)」                           第10回:第4編「研究」 第1章「資料の整理鑑別」                                      第11回:第4編「研究」 第2章「特殊的研究法」                                        第12回:第4編「研究」 第3章「時代の決定」                                           第13回:第4編「研究」 第4章「考古学と文献」                                        第14回:第5編「後論」 第1章「考古学的出版」~第2章「遺物遺跡の保存」                           第15回:第5編「後論」 第3章「遺物遺跡の修理」~第4章「博物館」※輪読終了後に授業のまとめ                               
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
なし
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
本授業の参加者には1回以上の発表を義務づけ、発表を行った場合は評価の50%を得る。発表において、関連文献などの追加情報を加味した場合、評価を10%加算、自身の考察を追加した場合も10%の加算を行う。他に考古学史についての、自身の研究関心にあわせた任意の小レポート(500字以上)の提出を随時受けつけており、一回提出するごとに評価を10%加算する。なお、発表への参加が難しい事情を抱えている場合は、相談の上で、3000字以上のレポートによって発表への参加に代えることができる。評価基準は、A+:95%以上、A:80%以上95%未満、B:70%以上80%未満、C:65%以上70%未満、C-:60%以上65%未満、F:60%未満であり、評価が60%を超えた者を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
浜田耕作『通論考古学』(1922)を用いる。原典の入手は困難であるため、受講者には各章のPDFを随時配布する。
参考書
Reference Book
角田文衛編『考古学京都学派〔増補〕』(1997年)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
発表担当者は、充てられた章を熟読の上、内容をレジュメにまとめる必要がある。発表担当でない者についても、各回で読み進める内容を事前に読むことを求める。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)