学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0162301
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
歴史文化学P
科目名 【日本語】
Course Title
文化人類学概論(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Survey on Cultural Anthropology(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCA2101J
担当教員 【日本語】
Instructor
吉田 早悠里 ○
担当教員 【英語】
Instructor
YOSHIDA Sayuri ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 2時限
Spring Tue 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・社会(日本史及び外国史)、
高一種・地歴(外国史)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
民族誌学


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
文化人類学では、さまざまな地域に暮らす人々の民族誌が記され、他者についての表象が蓄積されてきた。民族誌は、文化人類学の研究成果であるとともに、フィールドワークという研究手法そのものが埋め込まれた記述方法以上のものである。この授業では、民族誌とはなにか、これまでにどのような民族誌が記述されてきたのか、そして民族誌に対してどのような批判と反省がなされてきたのかについて、実際に民族誌を手にとって読み、検討しながら学ぶことを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
In cultural anthropology, ethnographies of people living in various regions have been written and representations have been accumulated about Others. Ethnography is not only a research product but also a qualitative method with origins in cultural anthropology. The aim of this course is to learn what ethnography is, what ethnographies have been written so far and what criticisms and reflections have been made on ethnography.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1.民族誌を読み、内容および関連事項について考察・議論する力が身についている。
2.「民族誌を書く」とはどのようなことか、説明できる。
3.民族誌の可能性と限界について説明できる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本講義は、民族誌を実際に手にとって読みながら、民族誌について学ぶという性格を有するものであり、受講者には民族誌を読んで授業内で発表することを求める。そのため、講義と演習を組み合わせたアクティブ・ラーニング形式の授業である。

1. イントロダクション:民族誌とは何か
2. 民族誌の成立
3. 民族誌とその発展
4. 民族誌と記述
5. 民族誌に対する批判
6. 実験的民族誌の試み
7. 民族誌の可能性
8. 民族誌の検討・討論(1)
9. 民族誌の検討・討論(2)
10. 民族誌の検討・討論(3)
11. 民族誌の検討・討論(4)
12. 民族誌の検討・討論(5)
13. 民族誌の検討・討論(6)
14. 民族誌の検討・討論(7)
15. まとめと評価

第8回~第14回は、個別の民族誌を取り上げて、受講生による発表をもとに討論を行う。
各回で扱う文献は、担当教員の紹介リストをもとに受講生が話し合って選ぶ。一例として、マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』、マリノフスキー『マリノフスキー日記』、エヴァンス=プリチャード『ヌアー族』、ミード『サモアの思春期』、ベネディクト『菊と刀』、グリオール『水の神』、ターンブル『ピグミー森の猟人』、クラパンザーノ『精霊と結婚した男―モロッコ人トゥハーミの肖像』、ラビノー『異文化の理解』など。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
授業では、文化人類学の基礎的な知識を必要とする場合がある。そのため、文化人類学講義IIIを履修していることが望ましい。
受講生の数や、リフレクションペーパーの内容などによって、授業の内容を変更する場合がある。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業中のリアクションペーパー30%、授業での発表30%、最終試験の成績40%で評価する。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
教科書は指定しないが、適宜、必要な文献を授業中で提示する。
参考書
Reference Book
松本尚之・佐川徹・石田慎一郎・大石高典・橋本栄莉編 2019『アフリカで学ぶ文化人類学――民族誌がひらく世界』昭和堂。
松村圭一郎 2011『文化人類学(ブックガイドシリーズ基本の30冊)』人文書院。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
事前に課題論文やテキストをきちんと読み、担当する箇所のレジュメを作成するなどの自習が必須である。わからないことは自ら調べたり、質問したり、能動的な学習姿勢を望む。そのため、紹介した文献等を参照しながら復習することが望ましい。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。

『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場 合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)