学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0162505
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
環境行動学P
科目名 【日本語】
Course Title
心理学講義Ⅱa(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Psychology IIa(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMPS3105J
担当教員 【日本語】
Instructor
田邊 宏樹 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TANABE Hiroki ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 4時限
Spring Mon 4
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
高一種・公民(「哲学、倫理学、宗教学、心理学」)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
心理学の中でも,特に脳神経系の基本構造と生理,脳機能計測技術や生体反応計測技術の詳細,ならびにさまざまな心的過程の神経基盤・神経メカニズムについて学ぶ。心理過程とそれを生み出す脳についての理解を拡げることで,ヒトの見方の新たな知識を吸収し,さらなる人間への探究心を育む。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The goal of this course is to acquire basic knowledge of the relationship between brain and mind and to think deeply what is human. The students will learn basics of nervous system and techniques of functional brain measurement, and various cognitive and behavioral processes from a neuroscientific perspective.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
この分野の基礎的な知識を身につけた上で,「脳」を通してこころとは何か・人間とは何かについてより深く考えられる素地を養うことを目標とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
心理学と神経科学の接点である認知神経科学は,人間の認知活動に関わる心的過程を,実体としての脳活動に基づいて理解しようとする研究分野である。この授業では,まずこころの研究の歴史を概観し,次に神経系の構造やこの分野の研究手法の原理・解析法を学び,最後にさまざまな認知過程の神経機構について学ぶ。

第1回:心の科学的研究の歴史(前半)
第2回:心の科学的研究の歴史(後半)
第3回:ヒトの脳の構造・神経解剖学
第4回:神経生理学
第5回:脳機能イメージングI:PET,NIRS
第6回:脳機能イメージングII:MRI,と機能的MRI
第7回:脳機能イメージングIII:MEG,EEG, TMS, tD/ACS
第8回:動物を用いた脳研究
第9回:安静時脳活動と課題誘発脳活動
第10回:視知覚の神経機構
第11回:音・音声・言語の神経機構
第12回:記憶とその神経機構
第13回:霊長類の進化と社会脳仮説・ヒトの社会認知発達
第14回:ヒト脳の発達・可塑性・老化
第15回:認知神経科学の広がりと新展開

なお,この講義は日本語で開講される。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への参加態度(15%),小テストの得点(25%),前半レポート(25%),期末試験(35%)の総合成績によって評価する。期末試験を受けなかったものは「欠席」とする。レポートを提出しかつ期末試験を受けた者のうち,総合得点が合格基準に達しなかったものを「F」とする。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
特に指定しない。
資料や文献などを授業中に紹介し,TACTを通して配布する。
参考書
Reference Book
早川友恵・田邊宏樹「神経・生理心理学」講談社
嶋田総太郎「認知脳科学」コロナ社
松本絵里子(編著)「脳とこころの視点から探る心理学入門」培風館
泰羅雅登・中村克樹(監訳)「カールソン 神経科学テキスト第4版」丸善株式会社
藤井聡(監訳)「神経科学:脳の探求 改訂版」西村書店
内田一成(監訳)「ヒルガードの心理学 第16版」金剛出版
鹿取廣人・杉本敏夫・鳥居修晃(編)「心理学 第5版」東京大学出版会

その他授業中に適宜紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義をより深く理解するため,予め授業前に配布される資料を見て概要を把握しておき,授業中に配付された資料や紹介された参考書・関連図書を積極的に読んで復習しておくこと。
授業後に課される小テストを受けること。
また脳部位の名前は自主的に学習し,講義中に分からないということがないようにしておくこと。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用しない。 期末試験を受験しなかったものを「欠席」とする。レポートを提出しかつ期末試験を受けた者のうち,総合得点が合格基準に達しなかったものを「F」とする。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)