授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 私たち日本に暮らす者にとって、中国について語ることは、それほど難しいことではない。しかし、中国のもつ多様性はそうした中国イメージを容易に解体してしまう。この授業は、地域地理学の視角から中国を考えることを通して、地域地理学的な方法に関する理解を深め、あわせて確かな中国像の形成をめざす。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This lecture introduces the basic topics and perspectives of regional geography of China. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 地域地理学の方法を具体的に修得する。 中国についての深い理解を形成する。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 授業は以下のテーマをめぐって実施するが、進行状況によりテーマの合併や分割を行う。授業では受講生とのディスカッションを重視する。 (1)統一性の中の多様性: 中国イメージとは? (2)人口: 中国人口の「統一性の中の多様性」 (3)地形と気候: 多様性を簡潔に理解するための地域区分 (4)米と小麦: 農業の地域的多様性とは? (5)食文化: どのような地域的な特徴があるか? (6)都市: 都市の多様性を把握する3つの方法 (7)工業: 形成過程から考える多様性 (8)資源:「南水北調」をめぐって (9)環境問題: 共感的に理解する中国の環境 (10)日中戦争: 戦争の記憶について考える (11)地域格差: 多様性が格差に変わるのは? (12)労働移動: 「農民工」が示す中国とは? (13)多民族国家: 中国における民族と国家の関係 (14)華僑・華人: 4500万人がつくるネットワーク |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業の理解度を確認するために、授業中に4回程度の小レポートの提出を求める(評価の40%)。授業のテーマごとに提示された課題から1つ以上を選んで作成された最終レポートを、全授業終了時に課す(評価の60%)。 |
|
|
教科書・テキスト Textbook | | 教科書は使用しない。資料についてはプリントとパワーポイントで提示して授業を進める。 |
|
|
参考書 Reference Book | | |
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業テーマごとに課題を提示するするので、それについて考えることで授業内容の理解を深め、さらに自らの興味関心に応じて発展させることが可能となる。なお最終レポートはこれらの課題から1つあるいは複数を選んで作成・提出することになる。 |
|
|
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する *『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
|
|
備考 Others | | |
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
|