授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 地域の自然を地理学的・生態学的にとらえる目を養うために、植生地理学における基本的な概念と方法論の理解を深めることを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course aims to deepen students' understanding of basic concepts and methodologies in vegetation geography in order to develop their ability to perceive the nature of a region from geographical and ecological perspectives. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 授業を通じて以下のことができるようになることを目標とする。 ・植生地理学の考え方や研究方法の基礎について説明することができる。 ・地域の自然を総合的に理解しそれを課題解決につなげるための基礎的な思考力・判断力を身につけることができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | この授業では、主として植物の分布や生態に関連する現象を題材とし、生物と自然地理学的な環境因子がかたちづくる地域生態系の構造とその成因について学ぶ。以下のような内容について講義を行う。
(1)植生地理学の目的 (2)植生と環境 (3)植生の動態 (4)日本の植生帯 (5)高山の地形と植生景観 (6)ブナ林の背腹性とブナの北限問題 (7)縞枯れ現象の謎 (8)山地の自然史と偽高山帯 (9)里山の生物多様性と保全 (10)草原植生の成因と変化 (11)マングローブ-サンゴ礁生態系 (12)多雪環境と植生 (13)地すべりと植生 (14)ジオ多様性と生物多様性 (15)地生態学(景観生態学)の研究領域 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 地形学や気候学など自然地理学の基礎を理解していることが望ましいが、そうでない場合も受講はできる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 毎回の授業時に行う小テストにより、基本的な概念や用語についての理解度と応用力を評価する。 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 菊池多賀夫「地形植生誌」東京大学出版会 横山秀司「景観生態学」古今書院 福嶋 司・岩瀬 徹「図説 日本の植生 第二版」朝倉書店 松山 洋ほか「自然地理学」ミネルバ書房 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 準備学習においては、授業テーマに関することがらについて文献を読むなどして基礎知識を確認しておく。事後学習においては、配布資料やノートしたことを整理し、理解の深化に努める。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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