授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本授業は、我が国における外国語としての英語教育を念頭におきつつ、それに限定されない、教育・学習・習得の全般に関する、広い意味での英語教育学の概観を幅広く把握すること、ならびに、担当教員の専門分野に近いトピックについては、有る程度深く理解することを目的としている |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to provide students with a bird’s-eye view of the teaching, learning, and acquisition of English as a Foreign Language in Japan. At the same time, this course is intended to help students gain a deeper understanding of several selected topics related to the specialized fields of research of the staff members belonging to this section of the Graduate School of Humanities. The classes will be taught by each of the six professors of this section. Lectures will be the main format for the classes with the addition of occasional seminars and some hands-on activities. By taking this course, students will be able to enhance their interest in English as a Foreign Language Education and to prepare themselves for their future careers as, for example, high school English teachers or for advanced study at graduate schools. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 本授業を通じて、この分野への専門的関心を増すことで、中学校や高校を中心とした、英語の教員になることを希望している人にとって、将来、実際に役立つ知見やスキルに繋がる基礎を養うことを目標とする。また、大学院進学を希望する場合は、学部から大学院への橋渡しになることも期待できる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本授業は担当教員グループによるオムニバス形式で、以下のテーマ、担当教員、順番を予定している。講義が中心であるが、授業内外での課題作成や小テストにより内容の理解と定着を図る。 【1】(杉浦) 第二言語習得研究入門 1. 文法形態素の習得順序 2. 何が習得を促すか:三つの仮説 【2】(杉浦) 臨界期と第二言語 1. 臨界期 2. 第二言語の限界と可能性 【3】(杉浦) コーパスと英語教育 1. コーパスを使った英語教育 2. 学習者コーパスを使った英語習得研究 【4】(村尾) 第二言語習得理論1:普遍文法仮説から用途基盤モデルへ 1. 刺激の貧困の母語話者の言語能力 2. 文構造の獲得とプロトタイプ理論 【5】(村尾) 第二言語習得理論2:インプット処理理論 1. 10個のインプット処理原理 2. 処理指導 【6】(山下) 読みの基礎知識 1. 書記体系 2. 読みの習得 3. 読みの障害 【7】(山下) 第二言語における読み 1. 第二言語の読みの習得 2. 第二言語の読みの障害 【8】(尾関) 英語教育とコンピュータネットワーク(1) 1. 英語教育とネットを利用した学習 2. 語学eラーニングとは 3. 語学eラーニングの試作 【9】(尾関) 英語教育とコンピュータネットワーク(2) 1. eラーニングと評価 2. 学習者コミュニティと英語教育 【10】(Haig) 外国語としての英語教育におけるイデオロギー(1) Ideology in English as a Foreign Language (EFL) Education I 1. 英語教育の批判的歴史 / A critical history of EFL 2. 批判理論と英語教育 / Critical theory and EFL 【11】(Haig) 外国語としての英語教育におけるイデオロギー(2) Ideology in English as a Foreign Language (EFL) Education II 1. 批判的教育 / Critical Pedagogy 2. 批判的メディア・リテラシー / Critical Media Literacy この二つの授業は主に英語で行われる。 / These two lessons will be conducted mainly in English 【12】(三輪) 言語と思考とバイリンガリズム 1. 色と空間と時間の認知 2. 言語とモラル 【13】(三輪) バイリンガルの利点 1. バイリンガルと認知症 2. バイリンガルと実行機能 【14】(三輪) バイリンガルの単語認知 1. モノリンガルの英単語認知 2. バイリンガルの英単語認知 【15】(全員)総括 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件は特にない。 オムニバス形式の授業であるので、全体および各テーマ毎の担当教員の指示に特に注意すること。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 各担当者が指定するレポートによる評価を基本とする。各テーマの内容について小レポートや課題等を課し、各担当教員の均分持ち点方式で総合的に評価する。60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | PDFファイル・プリント等を使用する。各教員の指示に従うこと。 |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり) 具体的には各担当者から予告する。 |
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